小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

アップル・パイを作ってみた:

2013年01月17日 | 男の手料理・食
アップル・パイを作ってみた:
料理というモノは、面白いものである。とりわけ、男の料理は、私にとっては、ものづくりに共通するところがあり、しかも、気分転換になる上に、実用的である。自分で、或いは、家族で、食べれば良いだけのことである。失敗は、ご愛敬であり、又、次回に、修正すれば良い。クレームの原因と対策・防止の要領である。材料は、原料であり、レシピーは、製造工程表と規格である。作り方の手順と品質管理は、HACCP(Hazardous Analysis of Critical Control Point)の要領通りである。東京の台所は、2世帯住宅であるから、どこに、そんな道具が収納されているのか、皆目、見当が付かない。御台所殿が、取り仕切っている以上、下手に、口を挟めない不可侵の「聖域」である。従って、かなりのハンディキャップを背負いながらも、我が老犬殿用に、戴いてきたところの林檎を、まずは、コンポートに、料理するところから始めることにした。本当は、マイ・ナイフ、とりわけ、ペティ-・ナイフが、欲しいところであるが、なかなか、お上からの許認可が、もう、何年もの間、降りてこない。予算の原資が足りない訳では、決してない。既存の道具で十分、活用可能であると云う理由からのみである。買い置きの冷凍パイ生地を、解凍しながら、コンポートを、今回は、活力フライパンで、作ってみることにした。若干、型崩れが起きるリスクを知りながら、ジャムに、刻めば、パイのフィリングにもあるだろうという目論見で、、、、、、、、、。冬場では、なかなか、夏場みたいに、うまく、解凍できない。とりわけ、端が、固く、一寸、乾燥気味であるのは、難である。
電子オーブン・レンジも、使い慣れたものとは、異なるので、良く使い方が、分からない。しかも、肝心の天板が、見つからない。予熱の事前設定も、よく、機械の操作方法が、分からない。結局、そうこうしているうちに、冷凍パイ生地が、柔らかくなってしまった。仕方なしに、コンポートを何切れか、刻んで、ジャム状にして、乗せた後に、端を、フォークで、押しつけて、上部に切れ目を入れてから、水溶き卵黄液を、塗る算段にとりかかる。クッキング・シートの上に、乗せてから、既に、試作で、試してみた小ぶりのソーセージ・パイでの時間と温度を基にして、加熱にかかる。取りあえず、200度、12-15分くらいで、膨らみと焼き色との様子を見ながら、追加調整することにした。何せ、余りに、ハンディが、多すぎるから、、、、、、、。やはり、ものづくりは、段取り次第である。見栄えは、余り良くないが、味は、結構、よいので、まずは、自画自讃である。これなら、カスタード・クリームを入れてみたら、もっと、味は、良くなるかも知れないし、焼き上がり後に、食べるときには、生クリームとアイスクリームを添えたら、更に、仕上がりが、良くなるかも知れないなどと、勝手に、妄想を膨らませることになった。これで、瓶の底に残っていたラム酒もやっと、無くなったので、きれいに処分できました。網目状に、生地を切って、クロスさせて乗せるのも、次回は、やってみようかとも思う次第である。ブッシュ・ド・ノエルと、アップル・パイが、出来れば、取りあえず、ケーキは、何とか、恰好がつくことになりそうである。