小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

3Dプリンターと視覚障害者:

2013年11月20日 | 社会戯評
3Dプリンターと視覚障害者:
そもそも、3D プリンターなるものが、モノ創りに於ける画期的な役割を担うことは、ある程度、想像出来る。もっとも、それが、簡単に、拳銃や武器までも、創り出せてしまうことも、又一方で、事実なのであろうが、、、、、、、。それにしても、科学技術の進化とは恐れ入ってしまう。何でも、言葉を発したモノが、音声入力で、コンピューターに認識されて、それが、インターネットを介して、画像検索処理されて、この情報が、即座に、3Dプリンターに、司令されて、具体的な3D立体像として、何分か後には、手に取り触れることが可能になったそうである。確かに目の不自由な人にとっては、モノに触ることで、初めて、そのモノのイメージが認識され、物体として初めて、確認されるものなのであろう。その観点からすると、大きなモノなどは、確かに、スカイツリーとか云われても、模型でも触らない限り、認識できないことも又、事実なのであろう。それから考えれば、この機械は、とてつもなく、すさまじい画期的な機械である。科学の進歩は、一方で、無人の殺人ロボット兵器を生み出すし、福祉用の介護補助ロボット・スーツも、食事が一人で可能になるような食事支援ロボットも生みだし、今や、実用化され始めている。武器輸出三原則も、今や、形骸化しつつある中で、少なくとも、我が国は、誇りと矜恃を持ちつつ、こうした障害者や福祉に具体的に、役に立ち、支援でき、更には、こうした人々の今まで、出来なかった、或いは、しようと思っても、ギブ・アップせざるを得なかった「本来の意思」を回復させ、一人でもやってみようとする「気持」を回復・再生・支援する機械を、「ものつくり日本の礎」にしてもらいたいものである。いつの日にか、目の不自由な人でも、自動走行の自動車を運転して、或いは、歩行困難者の人でも、ロボット・スーツを身につけて、買い物が可能になる日が、きっと来ることであろうし、それが、一日でも早く来ることを祈ってやまないものである。