小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

確定拠出年金に思う:

2015年05月07日 | 社会戯評
確定拠出年金に思う:
年金制度への改革が進まない間に、既に、2万社以上の会社で、確定拠出年金への加入が実施されているという。成る程、これまでの確定給付型の年金では、確かに、企業にとっては、決まった受給額を支給できない場合には、実際、負担が重くのし掛かり、既に、この種の企業厚生年金が、破綻し始めているという現実があることも事実である。その意味では、法人税減税ではないが、何らかの形での企業への年金制度での負担減を考えたときに、こうした方策が、試されても不思議ではないであろう。もっとも、これまでは、株式市場の長期に亘る低迷が故に、その収益力にも、力強さが見られなく、従って、確定拠出型の年金の利回りも、低迷していたものの、最近の株高により、一挙に、これらの環境にも追い風となりつつあるのが、実態なのであろうか?運用環境の好転が、これらの一連の動きが背景にあるとは云え、所詮、長期での運用益が、保証されている訳ではないことも無いという現実も、諸刃の刃としてあります。しかし、サラリーマンの妻に対する確定拠出年金の勧誘であるとか、恐らく、配偶者控除の廃止に伴う、将来の節税施策とかをも、包含したような制度を、年金制度の中に、取り入れようとしているのではないだろうか?それにしても、待ったなしに、既に、現在進行形で、現実的に、普及し始めている。これも又、既成事実のなし崩し的な動きなのであろうか?本当に日本人は、敗戦でもない限り、根本的な改革は、出来ない民族なのであろうか?リスクとメリット、利用する側は、金融商品ではないが、重要事項説明書をしっかりと、説明責任を果たされているのであろうか?もはや、こうなると、株式相場も、無理矢理にでも、維持しなくてはならない情況に絶たされることになるのか?