小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

八重桜のブーケを作る:

2015年05月11日 | 自然・植物・昆虫
八重桜のブーケを作る:
GWの後半をずっと、愉しませてくれた八重桜も、一房、二房と徐々に、萎れながら、ぽつり、ぽつりと、落ち始める。それが、針葉樹の若葉の上に、まるで、牡丹雪のように、ピンク色の花が、緑色の上に、浮き立つ。土の上に、落ちてしまった花房は、まだ、ピンク色で、とても綺麗である。樹の上に、咲いているときには、手で取れないから、地上に落ちてきた花房を萎れていないモノを中心に、手で拾ってみる。萎れてしまった花房は、力なく、花びらをひらひらと散らす。元気の良さそうな花房を10個づつ、束ねて、小さなブーケにしてみることにした。毎年ではないが、気が向いた年には、これを幾つか、束ねて大きなブーケにして、水盤の上に生ける。なかなか、綺麗なモノで、食卓をピンク色に染める。これは未だ一度もやったことはないが、何でも、八重桜の花びらを塩漬けにして、お白湯に入れて、自家製桜湯を愉しんでみたいものである。まぁ、気まぐれだから、いつのことやら、とんと、分からぬが、いつの日か、やり方を勉強して、実行してみたい物である。まるで、ブーケは、イチゴ氷のような様相を呈している。思わず、スプーンで、掬ってみたい衝動に駆られる。春の花々も、徐々に、散り始めてゆく。すずらんの小さな白い花が、ちらほら、咲き始めた。どんぐりの長い花房が、落ち始め、まるで、乾燥水苔のように、こんもりと、道端に、溜まっている。静かに、知らぬ間に、実を結び始めるじきなのであろう。徐々に、里山も、初夏の装いの準備に、移りつつあるのであろうか?ますます、新緑が、濃くなり始めるように感じられる。