小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ライフ・バランスに考える:

2015年08月22日 | 社会戯評
ライフ・バランスに考える:
ユニクロの正社員に対して、会社側が、週休3日を実施し、週に、4日働いたら、3日休みを取れるという計画を提案したそうである。しかしながら、この正社員とは、全従業員数の五分の一に相当する数であると言うではないか!何とも、可笑しな制度である。ということは、五分の四は、パート・タイマーや非正規雇用社員なのであろうか?依然、パートタイマーを、正規社員へと引き上げるなどのニュースが大きく報じられたが、そういうことであれば、以前には、もっと、多数の社員が、それらに相当していたと言うことなのか?いずれにせよ、こうした施策も、所詮、労働力の需給バランスの歪みを著していて、こういうものは、人手不足が進行してきたり、優秀な人材が確保できかねる状況になると、飴と鞭ではないが、仕方なく、労働条件の改善を迫られると言うことに過ぎないのであろうか?何とも、情けない話である。ライフ・バランスという言葉など、若い頃には、がむしゃらに働いてきたから、そんなコンセプトを考える余裕もなかった。結局、結婚し立ての頃は、一時期、数年間、共働きで過ごしたが、二人の子供を保育園に預けて、公務員であった女房殿の方が、その頃は、お給料もペーペーの私よりも、ずっと、よかったし、待機児童などの問題も、その頃は、何の危惧もなかったモノで、その後、専業主婦に徹し、こちらは、ひたすら、馬車馬の如く、働いたものである。それにしても、残業時間とか、有給休暇制度とか、週休二日制度とか、週40時間労働とか、振替休日とか、裁量労働制、育メン・介護支援制度とか、随分と、働き方自身も、時代と共に、変化してきたものである。一労働者から、管理職へ、その後、独立して、経営者の立場になっても、考えてみれば、ライフ・バランスは、どうだったのであろうか?大きな組織の中でも、小さな組織の中でも、結構、我が儘言っては、有給休暇を100%消化して、管理職の時でも部下には、年初に、その年の有給休暇の消化の日程を提出させたり、結構、仕事と休暇とプライベートの区別と、切替えには、殊の外、気を遣ってきたが、結局、独立した後は、そうも言ってはおれずに、毎日が仕事漬けになってしまったが、、、、、、今日のような「毎日が、日曜日」の状態は、想像すら出来なかったものである。若い現役の人達は、大変な時代を生き抜かなければならない訳である。メンタル・バランスも、ライフ・バランスも、これからの若い人達は、大変である。考えさせられてしまう。