小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

一寸、気になるCM:

2016年04月11日 | 社会戯評

一寸、気になるCM:

いやはや、誠に、残念至極である!何でも日清食品のCMで、ビートたけしや矢口真理などが、出演した大学講座仕立てのCMが、放送中止になってしまったそうである。一度も見たことがないので、コメントのしようがないけれども、見てみたかったものである。何が、中止に至った原因であったのかに、大変、興味が沸きますね。何が、不適切であったのか?そして、何処に、視聴者からのある一定程度の数に上る苦情が、あったのであろうか?更には、スポンサーである、その企業イメージと、そのCMとは、どういう点で、齟齬が生じてしまったのであろうか?どうやら、ネットでの検索だけでは、事情がよく飲み込めないのも、事実である。そこで、お蔵入りになったこのCMを、検索キーワードで調べると、しっかりと、You Tubeには、アップされていて、再生可能なようである。(既に、削除されてしまったとも、謂われているが) グローバルな世界に通用するおバカ人材を育成する Obaka’s University、Crazy makes the Future (英語を敢えて、使用しているのが、憎い!) 特に、視聴者の顰蹙を買うようなモノではないとも感じられるが、確かに、これまで、不倫やゴースト作曲家とか、事実が異なるとかで、世間を賑わせた人達(矢口真里・新垣隆・ムツゴロウ・小林幸子)が、ビートたけし学長の台詞の中で、登場してくるのであるから、一般的な世間の『常識・倫理観・禊ぎ感』から、確かに、受け容れがたい、考えられない視点なのかも知れない。それでも、ターゲットを若者に据えていたにも拘わらず。こういう結果に納まってしまったと云う事は日本社会の中で、まだまだ、テレビ媒体での、或いは、CMの世界で、『ブラック・ヒューモア』のようなモノが、定着していないことを物語っていることになるのであろうか、いささか、残念な気がしてならない。同じビートたけしのCMでも、ライフ・プランナー保険のほうは、本音を逆手にとっても、こちらは、問題なかったのであろうか?多少、ヒューモア感が、あった方が、やはり、『ブラック・ジョーク』よりは、毒気が薄められるのかも知れないが、そのさじ加減が、難しい所だったのであろうか?スポンサーの一方的な言い分ではなくて、制作側の言い分を聞いてみたいものである。バドミントン選手の出演は、間に合わなかったのが、残念でならないが、、、、、。その前に、放映中止では、致し方ない。『馬鹿にならなければ、世の中を変えられない』というメッセージ性にも、今日の時代を暗示しているのであろうか?こっそりと、もう一度、見直してみることにしよう。私同様、まだ、見られなかった方々には、見られることをお薦めしたい。そう言えば、昔、小指を出して、『私は、これで、会社を辞めました』というCMが、あったことも、想い出した。日清の次のCMに期待したいものである。果たして、時代を切り裂くような衝撃的なCMは、打ち出せるのであろうか?期待できるのであろうか?