今日から6月に入りました。議員控え室の掲示板には「今日から“クールビーズ”(ノーネクタイ)がスタート」との知らせが貼り出されていました。確かに本州では25℃を超える予報が流されていますが、“苫小牧は今日も寒かった!”(4月頃の気温)という実感です。
控え室で6月定例議会の質問のための調査活動をしながら、一休みのためリニューアルされたTV(デジタル)のスイッチを入れると丁度“党首討論会”が放映されていました。(最後まで見ました)自民党の谷垣総裁の(菅首相への)退陣を求める質問に対し、動揺したのか菅首相から「谷垣総理、いや谷垣総裁・・・」との答弁には呆れました。それにしても、自民・公明が推進した原発建設問題への反省は全くなく、党利党略的な首相の退陣を要求するだけ。被災地のみなさん、そして1日も早い救援・復興を望んでいる国民、支援ボランティアなどのことを考えて発言しているとは思えない党首討論会に国民不在のむなしい討論だと怒りを感じました。そして夜には民主党内の分裂騒動(内閣不信任案の賛否)騒ぎ。いま政党・国会議員が行うべきことは被災地の救援・復興のはず。身内の結束とか、政権交代とかの話ではないと思います。確かに、(救援・復興と原発事故の収束に対する)民主党政権の政治責任は重大だと批判しなければなりません。だからと言って自民・公明と民主内の小沢・鳩山グループの内閣不信任案の提出には大義があるのでしょうか?意見があるのなら、もっと論議すべきであり、何よりも実行する政治が急がれているのではないでしょうか。
「共産党はいつも反対ばかりで実績なし」と批判する政党・政治家がいます。が、野党になると今度は“批判が実績”と言い出すのには驚きます。被災地出身の小沢代議士は現地に足を運んで被災者の声を聞いているのでしょうか?自民・公明の方々は原発推進を行ってきた政治実績に対しどのような総括をおこなっているのでしょうか?
過日も紹介しましたが、共産党(苫小牧地区委員会)は岩手県気仙沼市に支援ボランティア(5/25~5/29)を送っています。全国各地から岩手県、宮城県、福島県に党員自ら支援ボランティアとして派遣しています。未曾有の大震災を“政争の具”にすべきではないと私は思います。明日の内閣不信任案には共産党は“棄権”をするとの対応に安心しました。