今日届いたメールのなかに、「・・・午後1時からイヤホーンをつけっぱなしにCPと睨めっこのデスクワーク、歯切れ良く、一段と高まる質問に爽快感を頂きました・・・」と代表質問(2時間も)を聞いた方からお褒めのメツセージが寄せられました。
私の持ち時間60分のうち3回まで質問が出来ますが、1回目は29分間を使いました。聞いている方には、行政用語が多くすべてを理解することは難しい、と思いますが、メールを送信してくれた方は私の質問の核心をスバリ当ててくれました。本人も関心があった問題だったと推察しますが、“災害廃棄物の受け入れ”問題です。
今日は、代表質問のなかで”災害廃棄物の受け入れ”問題と防災対策について書き込みます。
私は12月定例議会でも放射性物質の拡散には反対の立場を鮮明にしながらも、「市民の安全性を確保した判断基準を明確にし、説明責任を果たして、被災地復興のために人道的立場から“災害廃棄物(がれき)”を受け入れるべき」と質問しました。今回の代表質問では、すべての会派の代表からも質問がありました。
重複をさけて私は、①受け入れ判断の時期はいつ頃を目途に検討しているのか、②受け入れる“瓦れき”の種類について、③市民説明会は受け入れ判断の前なのか後なのか。(市民説明会)の対象人数はどの規模なのか-3点を質問しました。
何故、3点にしぼったのか?確かに放射性物質への不安の声はあります。が、被災地では“瓦れき”のなかで生活していること。すべての“がれき”が放射性物質と決めつけていないのか、と言う問題があることを前提に、①は被災地では自前で処分出来ない“瓦れき”の広域処理を希望しているが、一向に進んでいないこと。受け入れ判断が遅れるほど復興が困難となる。②市として受け入れ可能なのは“可燃物”しか考えられないこと。その際の判断基準値は100ベクレル以下が前提。③053大作戦(ごみ有料化に対する市民説明会)では、今後10.000人の市民に説明するとの方針を持っていることを基本に、“瓦れき”受け入れをする判断を出す場合は判断する前に市民の意見や疑問に答え、理解と納得を得る手法で多くの市民を対象とするように考えていました。
答弁では、「具体的な説明が出来るクリアレンスレベルを道に求めている。道が主導的立場で判断をするように要請しているが、年度末(3月末)までに“受け入れ”表明している自治体を含めた動きがあると思う。今の段階では時期や説明会などのことには答えられない」と慎重姿勢を示しています。
あと1週間後に大震災から1年目を迎えます。国の復興対策や原発対応策には呆れるばかりです。机上での議論ではなく、現実の復興対策を急ぐこと。そしてきっぱりと原発ゼロの社会を決断することと私は考えます。
防災対策としては、福祉避難所の増設を提案しました。市内3ヶ所を指定しましたが、すべて市内中央部であり、東西を含めて福祉避難所を検討すべきと提案しました。「今後は、津波ハザートマップに示される浸水予測基づき、民間の社会福祉施設と協議して指定する方向で検討する。現時点では、新築した”静和荘”と協議中である」と前向きな答弁がありました。担当部局の努力で少しずつ前進していますが、災害はいつ襲ってくるか判らないだけに、スピード感は誰しもが望む声です。