瀬田の唐橋が板張りだった時代の絵はがきです。
片方に大正6年10月10日と落書きがあります。
同じ写真が別々の発行所から出ています。
この形状から、作られたのは明治40年4月以前であると判断できます。
欄干にもたれて、夏姿の若い男性が二人います。
義務教育を終えて中学に進学したボンボンなのかも知れません。
夏は学帽に白いカバーを掛けます。
一人は紺色の絣、もう一人は白の蚊絣(カガスリ、白地に小さい点々を無数に配して織られた絣)を着ているのでしょう。
浴衣は、日中の外出には着ません。家での夕涼みか寝間着ですから。
2012年から塗り替えが行われ、2014年に完成当時の瀬田の唐橋です。
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