見極める
このところ、リフォームだとかリノベーションとか業界では新築以上に熱いバトルが繰り広げられています(笑)。
クロスや床材を「貼り替え」や住宅設備の「取り替え」だけの発想の時代も終息に向かい、間取りはもちろん、外観や内部空間のデザイン、インテリアまでもがその対象になっています。
一方では、何十年前の建物だから「金物が無い」とか「スジカイが少ない」等と地震に対する不安を抱く人もいらっしゃいます。
この両方の関係は?
十分な予算があれば差ほど問題は無いのでしょうが、そうでない場合はどうなるのでしょう?
っと、その前に、この手の工事は「剥いで見ないと解からない」水物でして、図面と違っていたり、シロアリがいたり、有るはずのものが無かったり・・・なんて事は当然のように起こりうることでして・・・
見積は完全な概算で、現場の進行によって追加工事になったり、予算組みの変更が当たり前です。(剥いだまんまで予算の都合上、工事取止めって事は出来ないので、業者さん的には追加工事代金はもらい易いらしい)
で、何がいいたいのでしょう?
全てはバランスなのです。どちらかに偏り過ぎては建築的にオモシロくない!のです。
ある程度の地震を経験した建物が、金物がひとつ無いくらいで壊れる事もそうあるものでなく。逆に、金物で全てを補強したからって万全というわけでもなく。
見極めながら「せっかくだからさわる部分を補強する」ほうが無駄(予算)と無理(力学)が少なくなるかもしれませんね?(笑)
最初にするべきことは、「見極めれる人を選ぶ」ことかもしれません。