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「家づくり」の周辺で感じることを、建築士がなんとなくつぶやき解説しながら・・・自由に語るかも

窓にあり-其の一

2008-03-17 21:57:00 | 家づくり

窓にあり-其の一

前回の「ノーブランド住宅」からの続きです♪

「窓の家」というだけあって、窓の使い方は非常に面白いです(私的感想)。

普通で一般の住宅(区分けがややこしいのですが・・・)は、開口部の位置や大きさは、動線や使い勝手、部屋割り等の平面的感覚で決められる事が多いものです。その後に、外観のプロポーションを整える為にタテヨコの通りを良くしたりもします。

昔ッから日本の住宅はそうやって造られてきましたし、上下階の力の架かり具合からしても基本中の基本でして・・・そんな風に決まっていました(ハイ)。

つまりのところ、最終的には外からの「見た目」を重視したカタチづくりをしていた訳です。

これって、悪い事ではなくって、市松模様や碁盤目に通じる(おんなじ)造形美が今も住宅の世界には残っていまして、日本独特の文化と言えるのでしょう。

だからでしょうか?いまだに、住宅の図面を方眼用紙で考えるDNAが残っているようです(笑)。

そう言えば、イタリアの方はマス無しのトレーシングペーパーでプランニングするそうです。(って建築の学校を出てるハズ?のチョイ悪オヤジのジローラモさん談)

面白くない?そうなんです!面白いハズだったのですが・・・話がそれているようです(汗;)。

長くなりそうなので、つづきにしたいと思います。