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「家づくり」の周辺で感じることを、建築士がなんとなくつぶやき解説しながら・・・自由に語るかも

それぞれの(ポーチ)

2007-03-12 14:43:29 | 家づくり

⑦それぞれのシツラエ(ポーチ)

基本的な機能として、出入口の雨がかりを避ける役目がありますが・・・客人のお出迎えを要するために「家の面構え」見たいな所です。

と言っても、少しでも面積を抑えたくなるのが常で・・・でも、さり気ないシツラエとして

家人が鍵を開けて家に入る動作と屋内からドアを開けて応対する動作には、基本的な使用面積の違いがあることを考えて、扉の位置取りをすると良いかもしれないです。

道路とのアプローチも大切ですが、むしろ駐車場からのつながりがスムーズなことの方が便利で良いかもしれません。雨の日や買い物帰り、深夜の帰宅など等、シーンを変えて考えることも必要です。

この場所、面積の割りに取り付ける設備がいっぱいあるのです。玄関ドア、ポーチ灯、インターホン、表札、新聞受、必要に応じて防犯カメラ・・・これらのものは使い勝手を考えるともっと狭い面積に集中するのです。単品で考えると気に入ったものでもゴチャゴチャ感が漂います。1点豪華主義の方がバランスが良いのかもしれません。また、あえてポーチでなくても良いものは分散させることも考えて見ましょう。

さてさて、どんなポーチにシツラエたいのでしょうか?

チョットした荷物を仮置き出来る棚があればお母さんは喜ぶでしょうし、花台があれば気持ちよくお出迎えしてくれそうですし、イスを置くと何となく歓迎されているようで長い出来そうですし・・・

思い切って広くすると自転車の緊急避難場所(台風時)になりそうで、野菜がゴロンと置かれていても邪魔にならず・・・

リースを掛ける金物が欲しくなったり、お祭り用の提灯を掛ける場所が必要だったり、国旗を立てる金物がいるのかな?と考えたり・・・

実にくだらなく無駄や不必要なこともひと通り考えて見ると、結構、自分好みにポーチのシツラエが完成するのです。


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