nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

GWは、海外気分でコーヒーの産地を知ろう!〜コンゴ民主共和国編〜

2021年05月02日 08時00分56秒 | コーヒー産地情報
今年もGWは海外旅行はもちろん
国内旅行も行けないですね。

そんな中、
海外に行った気分を
楽しめる企画をされているのを発見しました。



私も
このGWは
ちょっとブログで
海外旅行気分を
味わってもらおうということで
コーヒーの生産地の
ご案内をしたいと思います!


初日は
いきなりマニアックな
「コンゴ民主共和国」です。

サーカスコーヒー でも人気のアイテムです。


場所は
アフリカ中央部に位置します。

アフリカでは、
アルジェリアに
続いて2番目に大きな国土で
世界でも11番目の広さになります。

1997年までは
「ザイール」
といわれていた国です。

公用語はフランス語です。

人口は約6200万人と
推定されています。

豊富な鉱物資源があったため
昔から色々な思惑と
利害関係が入り乱れて
紛争の絶えない地域です。



以前、
コンゴのコーヒーの輸出をされている方に
お店に来ていただいて
直接お話を聞く会を開催したことがあります。

その時に色々とお聞きしました。

遠く離れたアフリカの地で
私たちとは直接関係ないと
感じてしまいました。

しかし
パソコンやスマホで使われている
レアメタルの95%以上が
コンゴ民主共和国
から
発掘されているということでした。

簡単にいうと
私たちは、
コンゴから来た鉱物を
持ち歩いて生活していることです。

現代社会において
このコンゴからの
レアメタルがなかったら
生活が成り立たないというくらい
コンゴは影響がある国である
ということです。

ですので
まずは、
現代生活を生きる私たちとしては
とても影響がある国である
という事を知ることから
はじめることが大事だと感じました。


お店でご紹介している
コーヒーの産地は
コンゴ北部の
ルワンダ、ブルンジの国境付近の
北キブ州と言われる場所です。


標高2000mに達する標高や
火山灰の影響を受けた
ミネラル分の強い赤土など
コーヒー栽培の環境としては
優れた条件のそろった場所です。



しかし
たびたびの武力紛争の舞台となり
安定した農業生産や流通がないので
コーヒー農家の人たちは
安くで隣国ウガンダなどへ
出荷するしかありませんでした。



この地区は
絶滅の危機にあるローランドゴリラが生息する
ビルンガ国立公園に隣接しています。


この国立公園周辺の
住民援助の一環として
EUの資金援助や
農業支援の技術を得て
コーヒー生産者組合の
品質改善や流通の整備事業が
はじまりました。

その中で
今回2020年初めて
スペシャルティグレードのコーヒーが
輸出されることになりました。
コンゴだけに
今後も継続的に生産と品質向上、生産者の生活向上、
ビルンガ国立公園の保全にむけた取り組みが
続けられていきます。

私たちはコーヒーを飲むことで
生産地とつながっていきます!


コンゴ 
ビルンガパークコーヒープロジェクト
〜アフリカ最後の秘宝〜
です。

栽培されている状況を身近に感じると
コーヒーの味わいも変わってきますよね〜

たくさんの方に
味わってもらいたいコーヒーです!

今日も1日よい1日を!










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