名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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人材会社が退職指南の場合、助成金支給せず 厚労省方針

2016-03-08 | 労働ニュース
 再就職支援のための国の助成金に絡み、人材会社が企業の人員削減を支援していた問題で、厚生労働省は7日、人材会社が退職を指南した場合は助成金を不支給とする方針を明らかにした。また、過去に助成金を支給した事例で退職の強要に当たるような事例がなかったかどうかも調査する。

 7日開かれた、民主党と維新の党の合同会合で、厚労省が明らかにした。

 問題となっているのは国の「労働移動支援助成金」で、企業の事業縮小で離職者が出る場合、再就職支援を人材会社などに委託すると企業に支給される。厚労省は、再就職支援を受託した人材会社が、企業に人員削減も指南しているケースがあるとして、支給要件の厳格化を検討してきた。人材会社が退職者を作り出し、稼ぐ仕組みになっているためだ。

人材会社が退職指南の場合、助成金支給せず 厚労省方針
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「ローパー社員」戦力外認定、恐怖のリスト 人材会社がノウハウ「5つ以上当てはまる場合には…」

2016-03-08 | 労働ニュース

会社が「戦力外」と認定したローパフォーマー(ローパー)社員を退職に追い込む新しい手法が明らかになりました。人材会社が「リストアップ方式」と呼ぶ手法で、会社にノウハウも伝授していました。実際に退職を求められた社員にどんな手法で退職を求められたのか、話を聞きました。

【チェック表】恐怖の非戦力社員チェックリスト 5つ以上当てはまると「ローパー社員」?
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「底辺まで下げますよ」

 戦力外社員をローパー社員と呼んで、退職させていたのは製紙大手の王子ホールディングス(HD)です。

 昨年11月、ある男性社員は上司から会社の会議室に1人、呼び出されました。人事部幹部ら2人と面談し、「会社としては君に適職を与えられない。(人材会社の)再就職支援プログラムを受けてほしい」と告げられ、退職を求められました。

 「(上司への)相談報告がない」などの理由で過去の評価が低いというのが理由でした。

 男性は人材会社の説明を受けましたが、その後の面談で、退職を拒否する意思を伝えました。すると、人事部幹部は「(会社に残った場合)年収は300万円前後。そこまで下がっていくことだよ。底辺まで下げますよ」と告げ、プログラムを受けるよう改めて迫りました。現在の年収の半分程度の水準です。
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内部資料に記された会社の姿勢

 それでも、拒否し続けた男性社員に対し、人事部は「(人材会社で)仕事を探すのが君の仕事だ。会社の指示だ」と通告。男性が受け入れようと、拒否しようと、結局は人材会社に行って再就職先を探す状況に追い込みました。

男性は「周りには言えず、追い詰められた。何で自分がという憤りで押しつぶされそうだった」と、悔しそうに話しました。

 王子HDの内部資料では、退職を拒否した社員に対し、厳しい降格や降給を徹底実施することや、現職務より低位な部署、現業へ配転し、それに見合う評価・処遇、賃金を新設すること、などの方針が示されていました。仮に会社に戻っても、待遇は大幅に下げるという会社の厳しい姿勢が示されています。
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人材会社、人員削減のチェックリスト

 王子製紙が実施した人員削減計画を支援していたのは人材会社テンプHDのグループ会社です。この会社が作った「貴社人員適正化施策実施のご提案――戦力入れ替えのお勧め」と題された資料。非戦力社員の判定基準を示した10項目以上のチェックリストを提示しています。

 面談に臨む、王子の幹部社員へ研修用の資料も作っていました。面談担当者に対し、「最も厳しく、重要な仕事」と基本心得を伝授し、「経営・面談担当が真に『一枚岩』になり、『不退転』の決意で目標の必達を図る」としています。


「ローパー社員」戦力外認定、恐怖のリスト 人材会社がノウハウ「5つ以上当てはまる場合には…」
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