2013年に過労死したNHK記者の佐戸未和さん(当時31歳)が生きた軌跡をまとめた本が、5月に出版される。利発で明るい人柄で、社会的弱者への温かいまなざしを持つ記者だったことを紹介。両親の未和さんへの愛情や、過労死を巡るNHKの対応への不信感がつづられ、長時間労働が放置された職場の実態にも迫っている。
◇友人や関係者ら109人を取材
本は「未和 NHK記者はなぜ過労死したのか」(岩波書店、2052円)で、5月8日に出版される。著者は映像制作者で写真家の尾崎孝史さん(53)。NHKの番組制作に27年前から携わり、17年10月の未和さんの過労死公表に驚いて両親と連絡を取るようになった。以後1年半にわたり、両親をはじめ、未和さんの友人やNHK関係者ら109人を取材してまとめた。
未和さんは、13年7月にNHKの東京都庁クラブの記者として、➡️
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