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三鷹でのクリスマファミリーコンサート2019、小学生のためのクラシック、大盛会のうちに終了いたしました。三鷹市の15校ある全ての小学校に木管五重奏(風の五重奏団)ヴァィオリン、ピアノデュオ(神谷未穂、田村緑)ソプラノとピアノ(鵜木絵里、中川賢一)の三組がアウトリーチに伺う三鷹市のプロジェクトの毎年の集大成のガラコンサート。今年で15年目です。
590席のキャパシティに約550人のお客様。
近年でも特に沢山のお客様においでいただきほとんど満席に近く見えました。
15年かけて培ったものがあったように思えます。
15年というと、 15年前六年生の生徒はいま27歳くらい?なので、あと数年でそのお子さんを連れて来る頃になってくるかもしれません。
ある市の全ての小学校へ伺う、つまり(三鷹)市民であれば公立小学校に通う全ての市民(小学生)が一生に一回は間近で(音楽室のような間近に聴くことができる環境)生のクラシックの演奏をプロの演奏で聴くことができるようなことを15年も途切れずに行っているところを私は存じ上げません。
(もしあったら教えて頂ければ幸いです。その財団に対しても尊敬したいと思います)
その意味で、まずこの事業を楽しみながら、しかしながら地道に着々と続けていただいた三鷹市と(公財)三鷹市スポーツの文化財団の全ての皆様方に心からの感謝と御礼を申し上げたいと思います。
今回も親子でおいで頂いた方が沢山いらっしゃり、おそらくアウトリーチで伺った小学生も沢山来ていただいたのではないでしょうか??
コンサートは開場とともに三鷹市のジュニアオーケストラのメンバーの演奏でお出迎えで、そのクラリネットデュオが非常に素晴らしかったそうです。こうやって三鷹のクラシックを演奏する子供を育っているのも見て聴いていただいてとても嬉しいです。
開演は同じくジュニアオーケストラのメンバーのハンドベルによる開演ベルの演奏によってスタート。
そのあと各々のグループが15分ずつ演奏。今年は転換もバッチリで、あまり時間が伸びずほぼ時間通りに進行。
全てのグループが素晴らしい演奏でした。
後半はまたジュニアオーケストラのハンドベルの開演ベル。次は前日にソプラノの鵜木さんと行った歌のワークショップに参加した22名の小学生によるクリスマスソングの演奏に始まり、私が東三鷹学園三鷹市第一小学校の六年生に、私が題名を言わずに生演奏して、そのイメージをビスケット(Viscuit )というソフトで動画を作るワークショップをしたのですが、その動画をホール正面に映し出しながらその動画と、私のピアノソロとの共演三曲。演奏しているときに話し声も聴こえず凄くホール内が静かで、ということはおそらく集中して聴いていただいたのかな?ということが印象的でした。
動画を編集していただいた井上さん素晴らしい。あと全ての動画を私が毎日変わるテンポ感に完璧に合わせていただいた財団職員のYさん本当に素晴らしかったです。ブラボー。
最後はサン=サーンスの「動物の謝肉祭」(梅本由紀編曲)より抜粋。
これも私が第一小学校へ赴いて五年生に向けて題名を言わずに生演奏してそのイメージを絵に描いてもらった絵とのコラボレーション。
鵜木絵里さんが素晴らしい朗読をしていただき(響くホールなのですが隅々まで言葉がわかったそうです)楽しく演奏いたしました。
「ピアニスト」ではハメを外しました。
こちらも絵と演奏を完璧に合わせたYさんに改めて大感謝です。
最後に「きよしこの夜」を聴衆の皆さんにも歌っていただきながら共演で終了。
ロビーでも沢山の方と交流できました。
なんとViscuit のプログラムを作成した原田博士にもご来場頂き、とても喜んで頂きました。
打ち上げはメンバーとビデオ編集を素晴らしくしていただいた井上さんと奥様、第一小学校で五年生、六年生への図工の時間内で絵とビスケットのワークショップを指導していただいた崎村先生、そして三鷹の財団のプロデュースしていただいたSさん、Yさんを交えて楽しく語り合うことができました。
個人的には神谷さんのお子さんのヤス君久しぶりに少し遊べたのも嬉しかったです。
ちなみに今回は調律を20年前からの知り合いで、最近また知己となることができたTさんにお願い致しましたが、一昨日と調律した昨日(本番日)とで音の立ちかたが全く違い、非常に音の輪郭があるクリアーな音であったと何人からかお聞きしました。リハーサルもずっと前に客席で聴いて頂き、曲ごとのコメントも頂き本当に心強い存在でした。某有名ピアニストの調律を多々していらっしゃる方なのですが、その辺りのケアも流石と思いました。
15年という節目の年でしたが、まずは、かなりのメンバーがずっと一緒に毎年一回集まって演奏できているのは、そのチームワークの高さを非常に感じるとともに、改めて全てのメンバーのクオリティの高さに感動し、ずっと演奏を一緒でできていることに感謝したいと思います。
内容を試行錯誤をして集客に関しても伸びていることもあり、これからも色々なアイディアをさらに出して発展させていくのだと思いますが、三鷹市のこのコンサートが末長く素敵な形でこれからも続いていくことを願ってやみません。

三鷹市と三鷹市スポーツと文化財団の皆様、財団のSさん、Yさん、第一小学校の崎村先生、ビデオ編集の井上さん、演奏の風の五重奏団の皆様、神谷さん、田村さん、鵜木さん、そしてお世話になりました全ての皆様。

有難うございました!!!



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