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こんな事が実現できるのはもう二度とないかもしれません。
5月5日にピアノソロのコンサートを致します。
ホロヴィッツが愛した2つのピアノ、前半は1887年製Vintage NY Steinway “Rosewood “
後半はVintage NY Steinway “CD75”前半も後半も同じ曲を演奏いたします。
二つのピアノの所有者であるタカギクラヴィアの高木裕社長のお話もたっぷり聴くことができます。
ホロヴィッツが愛奏した曲も多く含めたプログラム、二つのピアノが同じ曲でどのように味わいが違うか聴き比べもできるコンサートです。おそらくこのようなコンサートはあまりないのではないでしょうか。
ローズウッドは1986年ホロヴィッツが二度目の来日時当時のキャピトル東急にあり、宿泊していた彼がこのピアノを弾いて絶賛したピアノ。実はカーネギーホールやメトロポリタンホール創立当時より1925年まで、貸出用のコンサートピアノとして活躍していたものが日本に送られてきたものです。ホロヴィッツはこのピアノを触ると非常に気に入りホテルで長い時間演奏し、このピアノがあれば自身のピアノをアメリカから持ってくる必要はなかったと言ったという逸話がありました。
CD75は1983年6月NHKホールでのホロヴィッツの初来日の記念すべきコンサートでも使用された、スタインウェイ本社コンサート&アーティスト部所属のホロヴィッツ専用楽器。数回自宅へ運び込まれたほか、沢山のコンサートで愛用されました。
1880年代前半に今とほとんど同じ設計のスタインウェイのNew Scale Dというタイプがセオドア・スタインウェイが中心となり完成させた直後の1887年のローズウッドと今のピアノとの違いを聞き比べるのも面白いかもしれません。スタインウェイの本来考えていた楽器、音色ルーツを辿れるかもしれません。
またホロヴィッツが愛奏していましたが、また色々な意味で違った音色の二つのピアノの違いを楽しんでいただいても面白いかも知れません。
現在のスタインウェイの音とは全く違うので、是非とも高木社長の素敵なお話も聴きつつある意味学究的な意味も含め、楽しめるコンサートとなると思います。是非ともお聴きいただきたいコンサートです。
人生でこんなことがあるのは本当に不思議です。
お声がけいただきました高木社長ほかタカギクラヴィアの皆様に心より感謝申し上げます。
皆様のご来場お待ちしております。

以下詳細です。

巨匠たちのピアノ ローズウッド&CD75

中川賢一 ピアノリサイタル
公演日 2024年5月5日(日)14:00
会場 タカギクラヴィア松濤サロン
価格 全席自由 5000円(ドリンク付)
チケット
お問い合わせ
問:タカギクラヴィア 03-3770-9611
https://takagiklavier.com/
【出演者】
中川賢一(ピアノ)
髙木裕(トーク)
【曲目】
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より 月の光
チャイコフスキー:12の小品 作品40-2 「悲しい歌」
スクリャービン:3つの小品 作品2-1
        :練習曲 作品8-1
        :練習曲 作品8-12
ラフマニノフ:幻想的小品集 前奏曲 作品3-2「鐘」
        :前奏曲 作品23-2
        :前奏曲 作品32-5
        :前奏曲 作品23-5
        :前奏曲 作品23-6
        :前奏曲 作品32-12
        :エチュード「音の絵」 作品39-5
        :前奏曲 作品32-13
第1部 Rosewood (1887年製)使用
第2部 CD75 (1912年製)使用
*第1部と第2部で同じプログラムを演奏します。
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