先日は友人と二人だけの新年会を行いました。
本来なら仲間が集まって、ワイワイガヤガヤとやりたいところですが・・・。
二人とも70歳を越えるても仕事をしていますが、じっくり話そうとこんな場面が設定されました。
場所によっては道志に似た景色です。
場所は八王子駅北口からバスに揺られて30分のところです。
喧騒な街を離れて、辺りは畑や林そして竹林なども見えてきました。
店の脇には竹林と小川もあります。
場所は八王子の戸吹です。
いつもご紹介している鮨屋さんです。
相手はこの方で、今でも現職で働いています。
ある団体のトップの方です。
一方、私は71歳になりフォースステージ(4度目の職)で品川まで、週に3回通っています。
店のパンフレットには戸吹「鮨忠」
山中に食・書・情在りと書かれています。
二人の新年会はこの鮨忠さんです。
おっ!大将がいる。
大きな手術をして復帰していました。
やはり大将がいると張りつめた空気になりますね。
入院中も店のことばかり考えていたようです。
夢でも仕入れのことなどを見ていたとのことです。
大将は3度の大きな手術をして、自分は魚を三枚におろしたり、形よく包丁入れるのは得意だが、自分の体がそうなるとは思わなかったよ!と笑っていました。
前回、この店にお伺いした時は、書道家の内田藍亭(うちだ らんれい)先生とでした。
その時にお願いした、「笑顔」と言う字を篆書・草書・隷書・行書・楷書などで書いていただきました。
その中で2枚(草書と行書)をお持ちし、若大将に選んでいただきました。
本当にいただいても良いのですか?と言っています。
分かりやすい行書が良いとのことです。
すでに掛ける場所も決めたようです。
草書は〇藤さんに差し上げました。
すでにブログを見て姉さまも隷書体が欲しいと言われています。
この店のシャリは昔ながらの薪釜戸で炊き上げています。
調理場に入ってパチリしてきました。
先ずは生ビールですよね。
もちろん、全て自家製で塩辛も美味い!
この糠漬けは京人参と大根だと言っていました。
鮨は一貫ずつにしてもらっています。
大将は手を休めることはありません。
次を予測して、もし予約していないお客さんが来店してバタバタしないように、5つ先くらい考えていると言っていました。
これが職人技と言うのでしょか?学ぶこと大です。
石川県の吉田蔵(純米)を竹筒に入った二合入りの冷酒をいただきました。
ここから二人の新宴会(会話)が始まりました。
具体的なことは申し上げられないのですが、〇藤さんは一つ下で今年「古希」となります。
私は71歳ですが、昨年は後厄だったのか?親族が二人他界し、気持ち的にも・体力もいろいろとありました。
今後の方向性もダッチロール状態です。
続いて、岐阜県の百十郎(純米吟醸)です。
同じく2合入りを追加です。
〇藤さんもいろいろと公私とも考えるところがあるようです。
静かに杯を酌み交わしています。
私の以前の仕事内容からも、いろいろな事柄を理解しているから飲みたかったのでしょうね。
それぞれいくつになっても、それなりの苦労は付き物です。
せっかく美味しいものが出ますので、貝類の合わせを注文しました。
私もこれをいただき、そして〆に玉子焼きにしました。
大将も元気頑張っていますし、我々も負けないようにしなければなりません。
大勢での飲み会も楽しいのですが、気の合った仲間と二人で静かに杯を酌み交わすのも良いですね。
午後2時ごろにはほろ酔いで八王子駅に着きました。
女房も出かけていて、ラインが入りこれから帰るとありました。
部屋着とネクタイ2本をいただきました。
今年一年、何があっても頑張る?!つもりになりました。
道志に行きたいのですが、来週になりそうです。
Hiro