自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

一週間前に元気に話をしていたのに・・・

2020年01月18日 | なかま道志

1月11日は義母の七七日忌(四十九日)の法要が、山梨の菩提寺で営まれました。

3連休とのこともあって、中央道も混むだろうと予想し7時に家を出ました。

混雑は無く、1時間半ちょっとで実家に着きました。

私は義母のことをお母さんと呼んでいました。

周りの方はお婆さんと言っていましたが、私にとってはお母さんです。

いつも私(長女の婿)であっても優しく迎えてくれ、共通の趣味の園芸など話に花が咲きました。

長男や次男は元気か?と家族のことをやさしく見守ってくれていました。

あまりにも突然の他界でビックリしています。

1週間前に会って、あんなに元気だったのに・・・。

長男が小さい時には長期入院し大きな手術も2度いたしました。

その時は次男坊を何カ月も実家に預けて、母が中心となって面倒見てくれたのです。

お母さんがいなくなって四十九日が過ぎ、霊から仏さまになられる日が来ました。

この間、女房との会話はお父さんやお母さんのことなどが何度も話になりました。

お母さんも霊となって一緒に話込んでいたのでしょう。

女房と母との電話で時折、方言交じりで話すことも無くなってしまいました。

毎年、私たちの結婚記念日には両親に感謝の電報を送っていましたが、それも無くなります。

法要前にご香典を喪主にお渡ししましたので、ご霊前といたしました。

一般的には四十九日までは故人は「霊」の状態で、四十九日法要で成仏し、「仏」になると考えられています。

そのため、四十九日法要では「御仏前」を使います

考え方や地域によってもいろいろとありますので、肝心なのは心の問題なのでしょう。

私は少しでも長くそばに居てほしいとご霊前にしたのです。

午前10時より、四十九日の法要が始まりました。

住職もお経の途中で、昔話をしています。

法要を終え、霊が仏様になり納骨式を終えました。

天国には知り合いが沢山いますが、また気を使っているのでしょう。

母を偲んでの 法要後の食事会・お齋(おとき)は、地元では超一流の湯村「常盤ホテル」でした。

総領(長男)が選んだ喪明けと気持ちを込めたお膳は超豪華です。

皇室もご宿泊された客室も、伝統的な数寄屋造りの日本家屋が点在しています。

昭和天皇は昭和22年にご宿泊されたとのことです。(私が生まれる前の年)

今上天皇もご利用されたホテルです。

お写真には昭和・平成・令和天皇や皇室の方々が飾らざれていました。

時間がありましたので庭を散策させていただきました。

武田家ゆかりの旧家を移築したものと聞いています。

長い離れ回廊を渡り、一番奥の「田舎家」が母を偲ぶ会場になっていました。

塩山「萩原邸」を移築した、甲州田舎造りの古民家とされていますが、その佇まいには驚かされます。

母を偲ぶ会が開式されました。

・・・

先ずは長男の挨拶です。

心に沁みる(残る)ご挨拶です。

急に他界するとは思ってはいなかったので、心の準備も出来ていなかったと思います。

そして、母が大事なモノを納めて置く箱(金庫)を開封したところ、思い出に残るものが出て来たそうです。

その中で一つは、約一年前に母の願いとして一通の書き物があったそうです。

延命はしないで欲しい

年金は直ぐに止めてくれ

兄妹仲良く

その他・・・が読まれ回覧されました。

自分ではそろそろお迎えが来ると分かっていたのでしょう。

そして、もう一通が紹介されました。

それは父から母に向けた、結婚30年しての感謝状でした。

まさ子ありがとう・・・・。

文中に結婚21年目の時に胃潰瘍で手術した時に、母は勤めていた会社を辞めて看病にあたったとあります。

ちょうど、長女(女房)が東京に出てきた時と重なります。

余程、心配していたのでしょう。

私も結婚した当時に父が胃潰瘍で手術したことを知っています。

その分、私は父が娘を思う気持ちが十分に分かり(伝わり)女房を大事にしてきたところです。

長男が読んだ、結婚30年を機に書いた父から母への感謝の気持ちで胸が熱くなりました。

女房は素敵な両親のもとで育って来たのだなと感じる一瞬です。

食事会・お齋(おとき)が始まりました。

献杯は次女の連れ合いが、思い出話を含めご挨拶されています。

心に残る献杯でした。

さて、祝い膳ではありませんので、華やかな盛り付けはではありませんが、美味しくいただきました。

祝い膳ですと伊勢海老などになりますが、カニだったと思います。

写真を撮り忘れたり、話に夢中になっていましたので、ご紹介する内容はコースどおりではありません。

美味しい甲州牛でしょうか?

甥っ子にあたる、大食漢?のマ○ト君も大満足しています。

急きょ参加できない方もいらっしゃいましたので、二人分?はペロリでしたね。

私は知らなかったのですが、親族関係者も拙ブログを毎日見ているとのことです。

姪っ子のサ○リさんも愛読?者の一人のようです。

もっと、真面目に書かなくては・・・。

デザートもお洒落ですね。

さすが皇室が泊まられる名館だけあります。

母を偲ぶ会もお開きの時間になりました。

再度、手を合わせお線香を立てています。

その後、実家に戻りお茶をいただいて、父などの仏壇に手を合わせ家を出ました。

そして、その足で私たちは連休を利用して、ここから一時間半くらいの西山温泉に向かいました。 

宿泊するのは「慶雲館」と言う宿です。

この内容は次回ご紹介いたします。

Hiro