今回は銭湯画をどうやって描くかをご紹介いたします。
ある市の市民祭りの会場で銭湯画を描くコーナー(イベント)がありました。
描き方が面白くて、完成するまで一日近く見ていました。
銭湯画のイメージはお分りでしょうが、今ではなかなか行く機会がありませんよね。
現在の入浴は大人550円で、 中学生・高校生, 300円. 小学生, 200円が平均的だと思います。
これらは、銭湯画を描く道具(刷毛)です。これを使って、あの立体的な画が描けちゃうんですね。
こんな風に、何も描かれていない板が用意されていました。
そして、チョーク?でイメージを描いて行きます。
すでに完成のイメージが出来ているんでしょうね。
イメージ線にそって手早く色を付けて行きます。
実に早く、この辺までは30分くらいでしょうか?
昼前には大体出来上がったような気もします。
だんだん細部に手が入って行きます。
しかし、見る限りでは刷毛をポンポンと押さえつけているだけのような感じです。
ここまで来るとかなり完成に近いですね。昼過ぎでした。
細部に手を入れています。ますます立体感が生まれます。
細部(大事な部分)は、かなり慎重に刷毛を運んでいます。
全く何かを参考にしているのではなく、経験なのか大きい刷毛で明暗を出しているのです。
考えてみれば風呂屋さんでは、客が帰ったあと夜の短い時間に仕上げるのでしょう。
参考にある時に、こんな立体的な絵も描いていました。
私と風呂屋の思い出では、長男坊が小学校のころ市内にはたくさんの風呂屋さんがありました。
25軒近くはあったかともいます。夏休み宿題で市内の風呂屋さんに全部入ろうと言う計画です(半分は私の発想もあります)。燃料は何か?何人くらい利用してるのか?実際に燃やすところを見る。焚口でパチリして記念写真です。そして、風呂に入っての感想も書いていましたね。
当然、私も入りますが、最後の頃は夏休みも終わり近くになって、1日に3軒も入ったこともありました。市役所からもらった大きな地図に場所を書いて、感想文を付けて提出していました。
なんかの賞をいただいていましたね。その宿題作品も探せばどこかにあるかと思います。
午後2時過ぎには完成していました。
何も描かれていない板に、このような銭湯画を半日で描き上げたのです。
まさに、日本の伝統画だと思っています。
いまジムに通っているのですが、そこは温泉風呂があります。利用者の中には銭湯代わりにしていいる方もいます。特に個人タクシーの運転手さんたちや年配者が銭湯ではなくジムで多くの方が利用していました。これも時代の変化なのでしょうか?
風呂から富士山が額の中に見えるような、山中湖のリゾートホテル「エクシブ」です。
こんな富士山も良いのですが、やはり銭湯画の富士山も良いかと思いますね。
そう言えば、都留市に「よりみちの湯」がありますが、かなりのランクが1番になっています。
しかし、日帰りは良いのですが泊りの和室は驚くほど狭い!のです。和室はおすすめ出来ません。
さぁ~銭湯画のある風呂屋に550円持って行って見ましょう!
Hiro