ちいさくなって帰ってきました
今日は母の誕生日。
この日が母とのお別れの日となろうとは。棺に入った母の周りにはありったけの花を用意した。数多の花に囲まれた母はきれいだった。他にもぬいぐるみや大好きなモーツァルトの絵はがき等、思い出の品々を棺に入れた。もちろんバックミュージックはモーツァルトだ。母の兄である叔父も母の姿を見て、よかったねと話し掛けていた。
喪主である私は、母の遺影をもって、霊柩車で火葬場まで行き、姉夫婦、甥っ子、叔父も自動車で一緒に続いた。一時間ほどかかったであろうか。骨になった母は、もはや母ではなくなっていた。お骨を拾い、骨壺に入れ、家に持ち帰った。一人になって、骨壺へと、ちいさくなった母を見ながらも、まだ母がいなくなったことが信じられなかった。
私は母がちいさくなって帰ってきたのだと思うことにした。
今日は母の誕生日。
この日が母とのお別れの日となろうとは。棺に入った母の周りにはありったけの花を用意した。数多の花に囲まれた母はきれいだった。他にもぬいぐるみや大好きなモーツァルトの絵はがき等、思い出の品々を棺に入れた。もちろんバックミュージックはモーツァルトだ。母の兄である叔父も母の姿を見て、よかったねと話し掛けていた。
喪主である私は、母の遺影をもって、霊柩車で火葬場まで行き、姉夫婦、甥っ子、叔父も自動車で一緒に続いた。一時間ほどかかったであろうか。骨になった母は、もはや母ではなくなっていた。お骨を拾い、骨壺に入れ、家に持ち帰った。一人になって、骨壺へと、ちいさくなった母を見ながらも、まだ母がいなくなったことが信じられなかった。
私は母がちいさくなって帰ってきたのだと思うことにした。