昨年の1月号から12月号まで一年間「オール讀物」に連載された
「春告鳥 女占い十二か月」が一冊の本になって発売された。
大学及び大学院で江戸期の戯作を学んだという作家の、
江戸の市井で暮らす人々を心地よく冷静な眼差しで描き出した十二編の物語。
副題のとおり占いが絡んだ一話一話が読切りになっていて、
長編の多いこの作家にしては珍しい作品だった。
雑誌では毎回読んだが、まとめて読むのもまた楽しいものだ。
静かな感動を呼ぶ言葉で描き出された江戸を、
昨年一年間は堪能できてよかった。
さて今年は?
「春告鳥 女占い十二か月」が一冊の本になって発売された。
大学及び大学院で江戸期の戯作を学んだという作家の、
江戸の市井で暮らす人々を心地よく冷静な眼差しで描き出した十二編の物語。
副題のとおり占いが絡んだ一話一話が読切りになっていて、
長編の多いこの作家にしては珍しい作品だった。
雑誌では毎回読んだが、まとめて読むのもまた楽しいものだ。
静かな感動を呼ぶ言葉で描き出された江戸を、
昨年一年間は堪能できてよかった。
さて今年は?