両親の頑張らない介護 ~日々のつぶやき~

継父令和2年7月他界、実母要介護3在宅で介護中、義父平成30年4月他界、義母要介護4施設入所

ラストラン

2020年06月28日 | 継父の事
母はショートに入りました。
このタイミングで行ってくれてよかったとつくづく思う。



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昨日は継父がいる老健に行ってきました。
終末期を迎えにあたり、主治医と看護師から家族への説明です。



主治医からは今までの経過と現在の様子、
そして今後の流れ。
看護・歯科・ST・リハビリ・介護から出来る支援やケアが、
文書2枚にわたり書かれていた書面を見ながらの話し合いとなりました。



正直、厳しい状況であることは間違いなく、
少しずつ、旅立つ身支度をしているのだと感じる。



家族の要望も聞かれましたが、
特に『これ!!』ということもなく、
ただただ、穏やか過ごせるように、
ありきたりですが、それしかない。



この時点では本人には会っていなかったので、
医師や看護師から出てくる話や、データーから
最悪な状態を想像していましたが、
この話し合いのあと、1ヶ月ぶりに継父に会ったのですが、
最初の感想は、



「血色も良いし、肌艶もいいじゃん!!」



ってこと。



入退院していたときのほうが、血色は悪いし、
肌もカッサカサで粉は吹いていたし、
見た目から明らかに調子が悪そうに見えた。



今の状況を無視して、
無理をしすぎていたのかも・・・。




もう、何もプラスしない。
身軽に旅立つために。



声をかけると薄目を開ける継父。
しかしすぐに目を閉じ、ウトウトと自分の世界に入る。



耳は聞こえていると思い、
昔、継父が運転中にカセットテープで聞いていた曲を思い出し、
八代亜紀や石川さゆりなど数曲スマホで流す。



すると、やはり音楽は偉大です。
いきなり黒目がぱっちりと見えるぐらいに目を開け、
言葉にはならない声を上げだした。



「歌ってるじゃん!!」



と妹とともに叫んでしまいました。



コロナのこともあるので、終末期とはいえ面会は基本短時間。
継父も疲れてしまうので、「次は母を連れてくる」というと、
かすかに首を横に振る。お決まりの首振り。
そうは言うけど、連れて行こうと思う。



老健を出たあと、妹と一緒に葬儀屋へ向かう。
まだ生きているが、道筋はつけておかないと。



ちなみに義父の時にお世話になった葬儀屋さんです。
2年前にはなかった消毒が出入り口に置かれ、
自動ドアは全開です。
葬儀スタイルも少し変化したとのこと。
その辺りの説明を詳しく妹と一緒に聞く。



まだ生きているのに、リアルに死んだときのことを考える。
義父のときも感じた違和感。少し複雑。
でも大事なこと。



いよいよ、継父のラストラン。(言い方は悪いですが)
走ることが好きだった、見ることも好きだった人だからこそ、
最期のゴールテープを颯爽に切らせてあげたい。
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綿毛布を持って・・・

2020年06月24日 | 母の事・継父の事
今日は朝から暑い。
しかし、こんな暑さは、まだまだ。
これからが暑さ本番!!



今日の母のスケジュールは、
朝から訪問看護が入り、続いてリハビリも入る。
訪問看護は担当者が変わるのか、新しい方と一緒にみえた。
若い、感じの良い人。こまめの声掛けもあり、安心できそう。



今日も徐脈は絶好調!!
通常では考えられない、『心拍が37』しかない。
しょうがない、二段脈だから。
小さく脈を打つものは拾えない。



血圧計では通常の数値なので、一安心。
これで低かったら大変だ。



リハビリ時でも脈は少なく、
定期的に血圧を測りながらのリハビリ。
外は暑いので、室内で筋トレメイン。
頑張ってやっていました。




ーーーーーーーー



継父の方ですが、先週金曜夕方、老健から電話があり、
「綿毛布をご用意していただけますか?」
と連絡があった。
今まで老健の物をお借りしていたようです。



自宅にあった新品の綿毛布があったのを思い出し、
押し入れから引っ張り出して、昨日持っていった。
タイミングよく、相談員さんが見えたので少し話をする。



相談員さん「先日、介護保険の区分変更で調査員が来ました。
そこで、わざとお名前を違う名前で呼ぶと首を振られたりと、
こちらの言っていることは理解されているようです。

しかし、ご本人からの発語がなかなか聞き取れず、
ご本人的には伝わらないもどかしさがあるかもしれません。

なるべく、担当者が変わらないように、
同じメンバーで接しています」




いろいろ工面していただけているらしく、
それだけでありがたい。



で、この日の夕方、また老健から電話。



「主治医の先生がお話があるそうです。
今後のことについて、書面にて説明があるそうです。
なるべく早くがいいのですが、今週のどこかで・・・。
できたら、妹さんもご一緒のほうが良いかもしれませんね」




今週って・・・今日が火曜日よ。
水、木、金、土曜日の4日間しかないじゃん!!

妹も一緒だと、都合のいい日の範囲が狭くなり、
土曜しかない。




ダメ元で土曜は良いかと聞くと、
OKとのことで、すぐに妹にLINEし返事をもらう。


ってことで、今週土曜日、老健に行って妹と一緒に話を聞いてきます。
たぶん・・・看取りの確認のことだとおもう。
意思相違がないように書面で残すのでしょう。
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『自分』を忘れないように

2020年06月22日 | つぶやき
昨日、学生時代の友人からLINEが来た。
半年ぶりの連絡。久しぶり。


コロナがなければ、この友人含め仲の良い数人と、
年に2回は会ってランチしていた。



今年は、会うのは難しそう。
お互いに近況報告。



連絡が来た友人も仕事の環境がコロナ前とはガラリと変わり、
リモートがメイン。
通勤時間がカットされたことは嬉しかったようだけど、
自宅にいることで、プライベートと仕事の境界がグレーになり、
気分的にだらけてしまうとか。
あと太ったと(笑)



一瞬にして、学生時代に戻る感覚。
大爆笑しながら、楽しい時間。



久々の感覚。



○○さんの娘さん、お嫁さん、
ではなく、
『わたし』という個人。




他の方はどうかわかりませんが、
あくまで私個人の感想。



介護をしていると、自分という人間を消してしまうような、
そんな感覚になります。
それは無意識的に。



特に義父を介護中は、『自分』を消さないと、
あらゆる感情が溢れ出てしまい、収拾がつかなくなるので、
強制終了する形で『自分』を消していました。



それでも、出てきた感情には重い蓋をし、
更に出てくれば、もっと重い蓋を何重にも重ねていた。



その時は、それが最善な方法だと思っていたから。


今は、アホなことしてたな(-_-;)
って思える。



久々に友人と話をし、なんでもない話でも、
自分が何を感じ、何を考えて、何を思っているのか。
そんな些細なことだけど、
自分をことは忘れないように。



じゃないと、メンタルやられちゃうから。
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楽しい~~♪

2020年06月21日 | 母の事
今日母は自宅にてのんびりしております。


昨日デイサービスからのお便りで、
来月7月からお風呂を通常通りに戻すとの連絡。


ありがたや~~(T_T)


今後、どうなっていくかは分かりませんが、
再開してくださることは、ありがたいです。




ーーーーーーーー


さてさて、一昨日金曜日の夕方。
例のものが届きました~♪



じゃ~ん!!!!!





足漕ぎペダル(正式名称は不明です)!!



待ってましたっ!!



さっそく母に使ってもらい、様子を見ることに。






最初こそ、怪訝そうな顔をしていた母ですが、
漕ぎ始めると楽しくなってきたようで、
楽しそうな雰囲気が伝わってきます。



でも一応、終わっあと、感想を聞いてみました。



母「たのしい~~♪♪」



「楽しい」いただきました~~゚(*^^)v



今朝も前こぎ、後ろこぎを各50回ずつ、100回。
頑張っています。
リハビリも、楽しくなくちゃね、続きません。
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電話魔

2020年06月19日 | つぶやき
今日は一気に気温が下がり、仕舞った長袖を出し、
綿毛布も出した。
また仕舞うのかと思うと気が重い(-_-;)


今日は在宅の母。
寒いのでシャワー浴はしない。
身体は楽だ~。



ーーーーーーーー



お隣のおばあちゃんは一人暮らし。
圧迫骨折が原因か、1年ほど前から歩くことが難しくなり、
自宅内では車椅子だ。


お隣さんとは挨拶程度。
そこまで仲良くもないし、お互い介入しない。
ってか、我が家を馬鹿にしていた態度が見え見えだった人。
(若いのに、惨めな状態で、デイサービスも行ってるね、って)



それが自分が歩けなくなった瞬間から、
私が介護経験ということで一気に垣根がグッと低くなったのが1年前。



断れない雰囲気の状態でわたしの携帯の番号を聞き出し、
そこから、あれこれ馴れ馴れしく電話で呼びつけ、
カネがないから介護サービスは断り、
自分の都合のいい人だけをこき使う。



さすがに腹が立ち、
着信拒否設定にしてブロック。



そしたらご近所さんから回り回って、
「『○○さん(私)が電話に出ないから頼んで良い?』
って△△のおばあちゃん(隣のばーさん)から電話が来るのよね。
やってあげたいけど、私も忙しいじゃな~い」




ってちょっと迷惑がってる。



ってか、
それ、私が悪いの??




ってちょっと気にしていたのよね。
(気が小さいもので・・・)






で、ここからが最近の話。





半年前ぐらいから、宅配のお弁当を頼むようになった隣のバーさん家。
それと同時にヘルパーも週2入っている。



最近の隣のバーさんの楽しみは、
この宅配弁当を持ってきてくれる若いお姉ちゃんと会話ができること。
ちなみに、他の年輩のおじさんや、おばちゃんとは話さない。



定時に弁当を持って来るお姉ちゃんを心待ちにしながら、
お気に入りのお姉ちゃんが来ると、
楽しそうに話すバーさんの声や、
お姉ちゃんの楽しそうな笑い声が近所中響き渡る。
もっぱら聞き役に徹するお姉さん。



でもね、これって、仕事だからお姉ちゃんも話しているのよね。
営業よね、営業!!



そんなことはわかっちゃいない、バーさんよ。



先日、旦那が洗面所に居たときに、
聞こえてきた会話の一部を聞いた。



だんな「となりの△△のおばあちゃんさ、
弁当屋のお姉ちゃんが休みの日に電話したらしくてさ。
それもどうかとも思うけど、でもその弁当屋のお姉ちゃんさ、

「休みの日に電話してきても、電話に出ないからね」

ってタメ口。それも笑いながら。こえ~!!」




その口ぶりから、1回じゃなく数回電話をかけているようで、
『ちょっと迷惑してます感』が満載だったらしい。



楽しく自分と会話してくれるし、
相手も楽しいと思っちゃったと思うんだよね、たぶん。
で、自分自身を『可哀相な人』と言って被害妄想がひどい。



大きな間違いですわ!!



この話を旦那としてて、思い出した人。
そう、義母。あの人も電話魔だったわ。



義母はすごくて、3回コールで出ないとガチギレで、
電話に出ないと留守電が鬼のように入っていて、
恐怖を感じたし、とにかく人と話したくて電話魔だったわ。



でも、そういう人は、無理に付き合う必要もないし、
切っても良いんだって、弁当屋のお姉ちゃんの話を聞いて、
少しホッとした自分が居た。
弁当屋のお姉ちゃん、ありがとう。
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