虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

アンパンマンは正義を語らない

2010年08月14日 | ひとりごと
ブログのアクセス解析の中に「検索キーワード」っていう項目があります。

ようは、どんなキーワードを打ち込んでこのブログにたどり着いたか。

昨日の「検索キーワード」にあったのが、今日のタイトル

「アンパンマンは正義を語らない」

です。

そんな記事は書いてないんですが、逆に気になって書きたくなってしまった。



アンパンマンは、心優しく力が強く、自己犠牲の精神に富んでいて、曲がったことは許さない、顔がデリケートなヒーローです。

ただ、そこに絶対的な正義が存在するかというと、それはちょっと違う。

たいていは、アンパンマンを宿敵にしているバイキンマンをアンパンチで懲らしめるというラストですが、バイキンマンを退治したくてしているのではないのです。

アンパンマンはバイキンマンの「悪事」を止めたいだけ。

それに対してバイキンマンが反抗するから、最後の手段としてアンパンチでバイバイキンさせる。

正義を守るのではなく、悪事を懲らしめているのです。

「いたずらは止めるんだ!」というセリフも、そのいたずらで困っている人がいて初めて発せられる。

「バイキンマンが来たからには、悪事を働く前に退治してやる!」ってことは決してありません。

だいたい、バイキンマンも根っからの悪者ではないので、たまに良心の呵責にかられることもあり、結果的に誰かの役に立ったり、助けたりもします。

そんなバイキンマンにアンパンマンが礼を言うことまであります。


何が言いたいかというと、正義という、一見絶対的に正しいような(しかし偏見と危険性を秘めている)フィルターを通さず、目の前にある事態や行為をそのままに受け止める姿勢ってすごいなってこと。

「バイキンマン」という存在が悪なのではなく、実際に何をしたかで善悪を判断する。

判断基準である社会規範みたいなものの中にあるのは、「正義」というより、「平和」の方が近いんじゃないかな・・・。

そんなアンパンマンの姿勢に、やなせたかしさんがメッセージを込めているとしたら・・・

いや、込めているんでしょう。

深い。


勝手な解釈をしながら子ども以上にはまってしまうことあり。

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