最近、見たい映画がたくさんある。
時間がなくてなかなか映画館に行けないけれど
7月に見た、キムギドク監督の『嘆きのピエタ』はすごかった。
感動したとかよかったとかのレベルじゃなくて
身体中をぼこぼこにされて、よれよれにされて
どうなのだ、どうだ?と問われているような
そんな映画だった。
こんなにすごい映画を作る人間がいるなんてと、
衝撃で映画を見た日はあまり眠ることもできないくらいだった。
希望が見いだせないような工場地帯で繰り返される残酷な暴力
親を知らず孤独に生きてきた主人公ガンドのすさんだ心
借金の返済方法として、ガンドによって障害者にされてしまった低所得者層の人たち
きれいなところなどみじんもない映像だが、それだからこそ
人々のほんの少しの優しさや、寄り添いあう愛情が心にしみる。
そんなガンドの前に、母親と名乗る中年女性ミソンが現れる。
最初は、ミソンに堅く心を閉ざし拒絶するガンドだが、ミソンの執拗とも言える愛情(?)に
次第に、ミソンを慕うように。
「オンマ、もうオンマがいない毎日なんて考えられない。」と、訴えるガンド。
救われるかに見えたガンドだが、、。
終盤、ミソンとミソンの息子の死体と、ミソンが自分に編んでくれたと思っていたセーターを着たガンドが
墓穴で3人並んで横たわる場面になぜか慰められた。
この映画は、ヴェネチア映画祭で金獅子賞をとっている。
キムギドク監督は、他にもカンヌ、ベルリンの映画祭でも受賞されている
すごい才能の持ち主で、世界に認められた方らしいですが。

時間がなくてなかなか映画館に行けないけれど
7月に見た、キムギドク監督の『嘆きのピエタ』はすごかった。
感動したとかよかったとかのレベルじゃなくて
身体中をぼこぼこにされて、よれよれにされて
どうなのだ、どうだ?と問われているような
そんな映画だった。
こんなにすごい映画を作る人間がいるなんてと、
衝撃で映画を見た日はあまり眠ることもできないくらいだった。
希望が見いだせないような工場地帯で繰り返される残酷な暴力
親を知らず孤独に生きてきた主人公ガンドのすさんだ心
借金の返済方法として、ガンドによって障害者にされてしまった低所得者層の人たち
きれいなところなどみじんもない映像だが、それだからこそ
人々のほんの少しの優しさや、寄り添いあう愛情が心にしみる。
そんなガンドの前に、母親と名乗る中年女性ミソンが現れる。
最初は、ミソンに堅く心を閉ざし拒絶するガンドだが、ミソンの執拗とも言える愛情(?)に
次第に、ミソンを慕うように。
「オンマ、もうオンマがいない毎日なんて考えられない。」と、訴えるガンド。
救われるかに見えたガンドだが、、。
終盤、ミソンとミソンの息子の死体と、ミソンが自分に編んでくれたと思っていたセーターを着たガンドが
墓穴で3人並んで横たわる場面になぜか慰められた。
この映画は、ヴェネチア映画祭で金獅子賞をとっている。
キムギドク監督は、他にもカンヌ、ベルリンの映画祭でも受賞されている
すごい才能の持ち主で、世界に認められた方らしいですが。
