10月12日に、娘が東京から帰ってきてからというもの
ほとんど友達とお茶することもなく
ましてや、映画を観に行くなんてもっての他。
それがちょっとさみしい。
娘が独身でうちにいた頃毎日のようにバトルを繰り返していた日々が嘘のように
(嫁いだ娘としてみることができるようになった母親としての私、
他家に嫁いだということで少々遠慮がある娘、距離感がいいのか?)
言い争うこともない娘と赤ちゃんとの今は、それなりに楽しいけれど
子供から解放され、自由気ままにやりたい放題が身に染み付いてしまっていたので
好きなことができないのが
ストレスと言えばストレスだ。
子供が離れていくことがさみしくてさみしくて
空の巣症候群にまでなったのに
離れてしまえばすっきりして
ふと気がつくと
残された時間がもうそんなにないんじゃないか
後は好きなことだけを好きなようにしたいと思うようになった。
映画を観たい、音楽も聴きたい、絵も見たい、本も読みたい、仕事も思いっきりしたい。
これから死ぬまで、仕事しながら自由に生きるのが理想。
出来れば、夫が先に亡くなったとしても一人で生きていきたい。
さみしがりやだから無理だろうか?
でもまぁ、理想だから、、
と言うことで、最近一人で元気に生きている老婦人に学ぼうと、
そういう方が書いたエッセイや人生に興味津々だ。
そんな中、ふと本棚を見ると森茉莉さんのことを書いた『森茉莉 贅沢貧乏暮らし』神野薫著 が目に入った。
大分前に購入したが、読まないで放っておいた本だ。
森茉莉さんと言えば、森鴎外の娘で
極貧生活を送りながらも文章を書いて最後まで一人で心豊かに生きた人ではないか!
50代で文章を書き始めたが、それも金銭のため生きていくためで
書きたくて書いていたわけではないらしい。
面白そうだし、参考になるかも。
(いや、ならんでしょう(^_^;))
夜寝る前のほんのわずかな時間
これを読みながら、夢見ることにしよう。
(それにしても、ご本人は、本を読む意欲がないし、知識欲というものがまったくないとおっしゃっているのに
この感性、創造性、やっぱりDNAなんですかね。
バラの香りについて書いている文章ひとつとってもすごいので、書き写したいと思います。
薔薇の香いは菫ほどではないが、柔しくて(やさしくて)素直な嫰い(わかい)少女のようで、それでいて底の方に懶い(ものうい)ような、惑わしのように勁い(つよい)力で香ぐ人の感覚に迫るものがくぐもっていて、甘くてどこか恐ろしい香いである。
知らないでいて相手を捕虜にする少女のような香いである。
薔薇も魔である。
読み仮名がないと読めない漢字が散りばめられた字面まで美しい)
ほとんど友達とお茶することもなく
ましてや、映画を観に行くなんてもっての他。
それがちょっとさみしい。
娘が独身でうちにいた頃毎日のようにバトルを繰り返していた日々が嘘のように
(嫁いだ娘としてみることができるようになった母親としての私、
他家に嫁いだということで少々遠慮がある娘、距離感がいいのか?)
言い争うこともない娘と赤ちゃんとの今は、それなりに楽しいけれど
子供から解放され、自由気ままにやりたい放題が身に染み付いてしまっていたので
好きなことができないのが
ストレスと言えばストレスだ。
子供が離れていくことがさみしくてさみしくて
空の巣症候群にまでなったのに
離れてしまえばすっきりして
ふと気がつくと
残された時間がもうそんなにないんじゃないか
後は好きなことだけを好きなようにしたいと思うようになった。
映画を観たい、音楽も聴きたい、絵も見たい、本も読みたい、仕事も思いっきりしたい。
これから死ぬまで、仕事しながら自由に生きるのが理想。
出来れば、夫が先に亡くなったとしても一人で生きていきたい。
さみしがりやだから無理だろうか?
でもまぁ、理想だから、、
と言うことで、最近一人で元気に生きている老婦人に学ぼうと、
そういう方が書いたエッセイや人生に興味津々だ。
そんな中、ふと本棚を見ると森茉莉さんのことを書いた『森茉莉 贅沢貧乏暮らし』神野薫著 が目に入った。
大分前に購入したが、読まないで放っておいた本だ。
森茉莉さんと言えば、森鴎外の娘で
極貧生活を送りながらも文章を書いて最後まで一人で心豊かに生きた人ではないか!
50代で文章を書き始めたが、それも金銭のため生きていくためで
書きたくて書いていたわけではないらしい。
面白そうだし、参考になるかも。
(いや、ならんでしょう(^_^;))
夜寝る前のほんのわずかな時間
これを読みながら、夢見ることにしよう。
(それにしても、ご本人は、本を読む意欲がないし、知識欲というものがまったくないとおっしゃっているのに
この感性、創造性、やっぱりDNAなんですかね。
バラの香りについて書いている文章ひとつとってもすごいので、書き写したいと思います。
薔薇の香いは菫ほどではないが、柔しくて(やさしくて)素直な嫰い(わかい)少女のようで、それでいて底の方に懶い(ものうい)ような、惑わしのように勁い(つよい)力で香ぐ人の感覚に迫るものがくぐもっていて、甘くてどこか恐ろしい香いである。
知らないでいて相手を捕虜にする少女のような香いである。
薔薇も魔である。
読み仮名がないと読めない漢字が散りばめられた字面まで美しい)