fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

ハ.ジョンウのラブフィクション

2014-08-30 20:59:48 | 映画
今日もアルバイト

今日のお客さんは、1度にたくさんの要望(?)要求(?)を持っている人(?)持ってくる人(?)が多かった。

例えば、メール便、公共料金支払い、お弁当などの買い物、お弁当温め、フライ、切手。

例えば2、インターネット注文の商品受け取りと支払、公共料金支払い、パン等の買い物、セブンカフェ、ナナコカードチャージ(ナナコカードはチャージ式)。

例えば3、お弁当、お弁当温め、フライ3種類、セブンカフェ、で3枚くらいのクォカードで支払い(クオカード一枚に100円くらいしか入ってないので3枚で)。

どうってことないとお思いかもしれませんが、アルバイトを始めた頃はいちいち分からないことだらけで、クォカードを何枚も出されて「これで。」なんて言われた日にはもたもたもたついて、お客さんにげんなりされたことだってありました。

難無くこれをこなす自分のことを、成長したわ~、と一人でこっそりほめてあげたのでありました。


帰宅後、昨日見たハ.ジョンウの『ラブフィクション』(DVD)について面白かったなぁと思い返してニヤニヤ。

これは、2011年の韓国映画で、役者として大好きなハ.ジョンウ初のラブコメディ。

監督、脚本(どっちも)のチョン.ゲスさんも、もちろん素晴らしいのでしょうが何と言っても、主役のハ.ジョンウとコン.ヒョジンが非常に良くてこの二人だからこそ単なるラブコメじゃなくて余韻を残すいい映画になったのだと思います。

あらすじは、完璧な女性を求めるがゆえに、31歳になっても全く恋愛経験のない小説家ク・ジュウォル(ハ.ジョンウ)は、ついに自らの理想の女性像と合致する美女ヒジン(コン.ヒョジン)とめぐりあい、恋に落ちる。燃え上がる情熱とともに創作意欲もわきあがり、幸せな日々を過ごすジュウォルだったが、徐々にヒジンとの価値観の違いに気づきはじめて、、。

ヒジンに出会い熱烈にアタックするジュウォル、1度結婚に失敗しているヒジンが「あなたもどうせ、いつか私から離れて行っちゃうんでしょうね。」とつぶやくと

「いや、君から離れることは一生ない、3度を除いては。1度目は、ジョーズの襲来、2度目はキングコングが来たとき、3度目は軍事訓練。」などと可愛いことを言うジュウォルにヒジンも愛を感じるようになる。

「今夜あなたの家に行ってもいい?」ヒジンからの誘いにジュウォルは嬉々として家に招きベッドを共にしようとしたいざその時、ヒジンの腋毛が目に入る。

「何、これ?」「腋毛よ、あなただって生えてるでしょ?」「いや、男と女では違う」

幼いころアラスカにいたヒジンにとって腋毛を剃るなんてとんでもないこと、「もう、いい、帰るわ」怒るヒジンをなだめて何とか一夜を過ごすジュウォル、そしてそこにヒントを得て『腋毛夫人』と言う小説を書きはじめる。

現実とまじりあうように『腋毛夫人』のストーリーも映像として入っていて、これがまた面白いです。

それにしても、スリムでモデルをしていただけあって何でも着こなす可愛いコン.ヒョジン、腋毛をベロンと見せても全くいやらしくなく、こんなにさわやかな腋毛を初めて見ました。

しかし、この腋毛以来、恋の魔法が解けていくように等身大のヒジンと向き合う結果になっていくジュウォル。

腋毛夫人を書いたことで、ヒジンが写真を専攻していた学生時代に男子学生を被写体にするたびにいろいろな男子学生と寝ていたという事実も知ることになって、嫉妬にも苦しむ。

菜食主義のジュウォルが、猛烈に肉を食べるヒジンをじーっと見つめていると「何?私がお肉食べたらいけないわけ?」と、半切れするヒジンに「なんだよ、今日は機嫌が悪いな、生理か?」などと言うのだよ。

「私が一番嫌いな言葉よ、女は子宮に脳があるって言いたいわけ?」と、マジ切れして出ていっても後を追いかけもしない。

ジュウォルは、本当に考え方が男そのもの、もちろん男だから当たり前だけれど、だんだん冷静になって覚めていくジュウォル、だんだん愛が深まるヒジン。

男女の差がとてもよく描かれていました。

でも、さっぱりとしていて奔放なヒジンは、男にすがったりしませんけどね、そこがかっこいい。

そして、決定的な事が!カメラが趣味になっているヒジンはいろんな場面でジュウォルを撮っていたのだが、それをカメラ同好会の展示会に出品する。

裸であられもない格好のジュウォルの大きな写真が、展示されて、激怒するジュウォル。

芸術的に素晴らしく撮れてると心底思っているヒジンには、ジュウォルがなぜ怒るのか分からない、あんたも小説家なら分かるでしょ?みたいな。

「俺のことを写真を撮るために利用したな?」と、責めるジュウォルに「あなただって、私のこと利用して小説にしたじゃない、知ってたわ。」と言い返すヒジン。

ですよね、自分はよくても女性がすると怒るでしょう?男って。

これをきっかけに喧嘩を繰り返し、結果、ヒジンは、アラスカに帰ってしまう、「私達、別れましょう、その方がいいわ、じゃあね、バイバイ。」みたいな感じであっさりアラスカへ。

いいわ~、何だかすっきりする、男なんて私にとってそんなに大きな割合を占めてるもんじゃないのよ、みたいな。

でも、いじいじとアラスカまでヒジンを追いかけていくジュウォル、逃げると追いかけたくなるんだなー。

ジュウォルを見て「何で来たのよ。」と、逃げるヒジン。

このラストシーン、これからどうなるのかな~、と余韻を残す良いラストシーンでした。

二人の掛け合いが、すごくいい、間がいいと言うか上手い、またちょっとたれ目のハ.ジョンウの表情が何とも言えません、ハンサムだったらこうはいかない。

絶対に、この二人でなくては成功しなかった映画だと思います。

コン.ヒョジンの赤い口紅が、とってもよかった。


PS.ジュウォルの仲間のバンドマンたちが歌うロックもいい曲(歌詞が可笑しい)ばっかりでした、最後のシーンでハ.ジョンウがラップを歌いますが(?)上手かったです。
  













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