クラシック好きな友達に誘ってもらって3月10日、ザ.シンフォニーホールで開催された
〈守山俊吾 傘寿祈念コンサート〉に行ってきました。
クラシックを聴きに行くなんて、何年ぶりでしょうか?
このコロナ禍でもたくさんの方が聴きに来られていました。
守山俊吾さんは指揮者ですが、もともとクラリネット奏者だったのに
大阪府音楽団で演奏しているときに、指揮者がステージに立てなくなり急きょ指揮棒を振ることになった
と言う異色の指揮者です。
バレエ音楽もタクトを振れるという事で(バレエ音楽を指揮するのにはそれなりの技術がいるそうです)
今回のコンサートの中には、バレエ音楽も3曲ほど入っていました。
白鳥の湖
シンデレラ
くるみ割り人形
演奏している横で、少人数でバレエを踊ってくださると言う少々変わった趣向
守山さんの人を楽しませたいと言う気持ちをすごく感じました。
ペルシャの市場(ケテルビ)
軽騎兵(スッペ)
悲愴(チャイコフスキー)
運命(ベートーベン)
などの良く知っている曲に交じって
E.コルンゴルドのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35と言う全く知らない曲も演奏してくださったのですが
その曲のソロのヴァイオリン奏者が、多分とても有名な方だと思うのですが
本当に素晴らしい演奏を聴かせてくださってとても感銘を受けました。
徳永二男さん
人気実力ともに日本を代表する音楽家。
最年少で東京交響楽団のコンサートマスターになられた方で
ベルリンに留学した後NHK交響楽団のコンサートマスターに就任したそうです。
今はもうN響はお辞めになっていますが、国内外でご活躍と書いてありました。
そのような素晴らしい方の演奏を聴くことが出来たなんて、夢の中にいるようでした。
クラシックに詳しくもないしコンサートに行くこともめったにありませんが
徳永さんの演奏は、凄過ぎて圧倒的でした。
ヴァイオリンと徳永さんが一体化していて、演奏はもちろんのこと
演奏する姿も芸術そのもの。
本物はこんなに違う!と感動しました。
休憩をはさんで3時間
アンコール曲は、ウクライナとロシアにたくさんの友達がいらっしゃる守山さんが鎮魂と平和の気持ちを込めて
〈アベ.マリア〉を振ってくださいました。
最後のあいさつで
「この事態に胸が張り裂けそうな思いです。
ロシアの人々は何も悪くない、悪いのは政治をつかさどる人たちです。
私には音楽を通じて平和の祈りをささげるしか方法がありませんがこれからもずっと続けていきます。」
と、おっしゃっていました。
これらの演奏を聴いて疲れた心が癒されました。
暖かい優しいお湯につかっているような気持ちになりました(独特(^-^;?)
皆様もどうぞアヴェ・マリアを聴いて疲れた心を癒してください。
アヴェ・マリア(カッチーニ) _ Ave Maria(G.Caccini) _ Raymond Lefèvre _ レイモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラ