あれから義母は熱も下がり食欲も出て歩けるようになりました。
夫が二日間義母宅で介護していて不在だったため
私は解放されて思いっきり二日間グダグダを堪能
あちこちに物が散らかっていても「まぁいいか」寝っ転がってスマホを見たりテレビを見たり読書したり
それを咎める人は誰もいない
自由っていいなー、、、とつぶやきました。
さて、読書
この前メルカリで購入した片桐はいりさんのエッセイ〈わたしのマトカ〉を読みました。
アマゾンのレビューですごく評判が良くて☆5をつけている人が約700人くらい、ん~面白そう
この本は、あの有名な映画〈かもめ食堂〉の撮影で片桐さんがフィンランドを訪れた時の旅のエッセイです。
本を読んで知ったのですが、片桐さんは旅が大好き、好奇心旺盛で怖いもの知らず、何でも食べてみる、どこへでも行く。
そのエネルギーたるや!!
旅行に関してダメダメな私はホントうらやましい限りです。
最初に出会ったフィンランドの味は、サルミアッキと言う飴
片桐さんがおっしゃるには、タイヤのゴムに塩と砂糖をまぶしたような味、だそう。
色は黒
今までに味わったことのない不味さ、普通の人ならば思わず吐き出してげんなりしそうなのに
未知なる味に喜びを覚えサルミアッキ味のアイスクリームやウオッカまで試す
すごい方です。
そしてその味がフィンランドの人には魂の味だそうです。
撮影の合間に路面電車に乗ってうろうろ
青空市場で生のさやえんどうを食べておいしさに感動
夜中、地元のフィンランド人しか訪れないクラブ〈地獄〉に潜入してみたり
五感を駆使して旅を味わい尽くす
その行動力、感受性、それを文章に書き起こせる優れた能力に
私はすっかり片桐さんのファンになりました。
片桐さんはこれを含めてエッセイを3冊出していらっしゃるようなので
メルカリで他の二冊も買ってみました。
いずれも高評価です。
〈グアテマラの弟〉
〈もぎりよ今夜も有難う〉
ちなみにマトカはフィンランド語で〈旅〉の意味です。