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狭いベランダで育てているバラのこと、一緒に暮らす猫のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

鈴木優人×関西フィルハーモニー管弦楽団二つの「四季」と「春の祭典」、簡単な感想

2024-06-14 08:51:01 | Music

今日は、水曜日に聴きに行ってきた〈鈴木優人×関西フィルハーモニー管弦楽団二つの「四季」と「春の祭典」〉

の簡単な感想を書きたいと思います。

プログラムには、ヴィヴァルディの〈四季〉とピアソラの〈四季〉

と、書いてあるだけでしたのでどんなコンサートになるのか全く予測できませんでした。

が、バンドネオン奏者の三浦一馬さんとヴァイオリニスト成田達輝さん共演と言うことで

興味津々

そしてふたを開けてみたら、ヴィヴァルディの〈四季〉とピアソラの〈四季〉が上手くミックスされていて

とても素晴らしい内容になっていました。

アレンジは鈴木優人さん

鈴木さんは、関西にあるフェスティバルホールで演奏するなら

季節に関連したヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」全8曲をミックスして、一つの曲としてアレンジしたいと思い付いたそうです。

曲が始まる前に「関西のお客様なら受け入れてくださると思いました。」と、おっしゃっていました。

 

鈴木さんは、ご自分の愛用するシノワズリ模様が美しいチェンバロとピアノの両方を曲の部分部分で弾きこなしながら

弾き振りまでなさるというすごさ。

三浦一馬さんは、バンドネオンの世界では一目置かれている方、やはりピアソラのタンゴでは音色が美しくホールに響いていまいた。

成田達輝さんのヴァイオリンは、存じ上げなかったのですが、音色が純粋で美しく卓越した技術もお持ちで

その音に陶酔しました。

もちろん関西フィルハーモニーの方々も素晴らしくて

このコンサートを聴きに来て本当に良かったと心から感動しました。

映画ではないので、もう一度聴くということはできないのですが

願わくば、もう一度聴きたいと思ったほどでした。

アンコールはピアソラの〈リベルタンゴ〉、心に染みわたりました。

 

そして、ストラヴィンスキーの春の祭典

とても有名な曲ですが、私は全く初めて聴いた、と言うことが今回分かりました。

バレエ音楽だそうですが、かなり前衛的な曲で

バレエと共に初めて演奏された時は、怒って帰ってしまった客もいたとか

こんな前衛的な曲を生で聴くのはなかなかない体験

興味深く聴かせていただきました。

 

さて、家に帰ってネットで色々と調べていたら

この2曲の組みあわせは、「エイトシーズンズ」としてヴァイオリニストのギドン.クレーメル

と言う方も録音しているらしいです。

もちろん、今回は全く別の編曲でしたが

YouTubeで調べてみたら、ギドン.クレーメルさんの録音があったので聴いてみました。

クレーメル&クレメラータ・バルチカ来日公演 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季(2007年6月16日)

興味のある方は聴いてみてください。

「ギドン・クレーメルが50歳の時にバルト三国出身の若い演奏家たちで結成したクレメラータ・バルチカと共に神奈川県立音楽堂で行った演奏会の後半のプログラムです。音源はFMではなくテレビ放映分。ピアソラの曲の途中にヴィヴァルディのモチーフが散りばめられた革新的な編曲になっています。」

と、アップされた方が書いていらっしゃいました。

素晴らしい演奏です。

 

では、最後に鈴木優人さんのインタビュー記事をリンクしておきます。こちら






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