ミラノのバール、フランスではカフェですが、毎日何度も足を運びコーヒーを飲み、喋り、いつ仕事をしているのかと日本人の私は心配になります。そして仕事が終わるとビール、ワインで一杯。
ヨーロッパ、豊かです。フランスでは夏1ヶ月の休みが取れます。誰でも。パン屋も1ヶ月休みます。日本の個人のパン屋が夏休み1ヶ月取れますか。
物価が安いこと、これが特筆すべきことです。食品、交通費、教育費、医療費、この生活に密接に関わる支出が少ない。
次男が通った幼稚園無料、女房の入院費が無料、メトロ・バスは均一料金。
農業がしっかりしている国は強い。農産物を輸出できる国は、その農産物を武器に外交が出来る。それにはODAで対応すれば良いと考えているのでしょうか。ODAの元は税金ですが。小麦、トウモロコシ、大豆、鶏肉、白身魚のフライ、ハンバーガーのパテ、これらのほとんどが輸入に頼っています。業務用食材は全て海外生産されたものといっても過言ではありません。
どこかの国の民主党は農家への戸別保障を公約にあげていますが、そんなことで日本の農業が強くなりますか。天災で短期的な保障は当然ですが、長期的にそんな保障が可能ですか。その前は米国とFTAを締結するなど馬鹿なことを言っていました。日本の農業を潰すつもりでしょうか。生活に困っている方は農業従事者だけではありません。派遣で仕事が無く希望を失った方、大企業の下請けで仕事を切られ、ご自身の年金を会社経営につぎ込んでいる方、こういう方が多いことこの国の政治屋は知らないで。郵政民営化と規制緩和で日本が良くなると言っていたお馬鹿な首相もおりました。そう言えば。おかげで、大企業だけがヌクヌク大きく儲けております。
国家の基本は農業です。効率良く低コストで良い農産物が生産でき、農業で豊かな生活が出来る農家経営システムを作らなければ国家存亡の危機です。
日本の社会構造を根底から直さないと、国民が中国、インドへ出稼ぎに行くような状況になりかねません。