奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 鳥、花、虫

2021-05-29 21:08:13 | 奈良散策
奈良散策 第102弾


5月26日の朝、あまり天気は良くなかったのですが、散歩に出かけました。こんな天気のわりには意外な成果がありました。





最初はマンションの廊下で見つけたカミキリです。田んぼの真ん中のマンションなので、夜明かりが灯っていてもユスリカ以外はほとんど虫がやってこないのですが、たまにはこんなお客もやってきます。これはキイロトラカミキリです。



コメツキもいました。コメツキはなかなか名前が分かりません。クシコメツキの仲間かなと思ったのですが。







天気が悪いので、植物を中心に撮ろうと思って、民家の庭にあるネズミモチを写してみました。





こちらはアジサイです。もうこんなに咲いています。梅雨ですものね。







「ホオアカの畑」と名付けた畑の雑草がすっかり刈られてしまったのですが、そこに久しぶりにアマサギがやってきました。何となく優雅な鳥ですね。



これはマエキヒメシャクかな。













この日はいつものヨシ原には行かずに用水路脇を歩いていたら、ヒバリが2羽、餌を探していました。冠羽を盛んに持ち上げています。そのうち、クモみたいなものを捕まえました。でも、食べるでもなく、くわえたままにして、きょろきょろしています。幼鳥なのかなと思いました。





これは、この間からコメツブウマゴヤシかなと思っている草です。種ができていました。渦巻いているので、やはりコメツブウマゴヤシで合っていたようです。





この日はトンボの姿も見なかったのですが、ジャガイモの葉の上にイトトンボが止まっていました。家で調べてみると、似た種にムスジイトトンボ、セスジイトトンボ、オオイトトンボがあります。詳細はまた今度載せますが、これはまず間違いなくムスジイトトンボ♀のようです。





同じジャガイモの葉にこんなイトトンボも止まっていました。一見、アオモンイトトンボ♂に見えますが、実はアオモンイトトンボ♀の方です。アオモンイトトンボ♀には♂と同色の同色型と赤色の異色型があることを知りました。





このイトトンボも同じジャガイモの葉に止まっていたのですが、アジアイトトンボか、アオモンイトトンボ♀異色型のどちらかで迷いました。これも今度詳細を載せますが、結論的にはアオモンイトトンボ♀異色型だろうと思っています。









これはシジュウカラの幼鳥です。くちばしがまだ黄色いです。最近は幼鳥があちこちにいます。畑の横を歩くと、ケリの幼鳥がけたたましく鳴き始め、頭のすぐ上を飛び回って威嚇します。





水を張った養魚池に何か草が生えてきていたので、気になっていたのですが、すぐに除草してしまうので、正体が分かりませんでした。全く手入れをしていない養魚池らしきものがあって、そこは草が生え放題になっていました。こちらでときどき観察しようと思います。







最後はカラクサナズナです。折角、接写を持って行ったので、花を撮りました。地味な花です。対になったものは実なのでしょうね。

雑談)今日は28日に撮影に行ったときに採集したアリの検索をしてみました。2種採集してきたのですが、一種はトビイロケアリ、もう一種はルリアリでした。アリの検索もだいぶ慣れてきました。今日はそのほか、イトトンボの写真を使って種の同定を試みました。これもまとめたのですが、ややこしいのでまた今度出します。そのほか、クサヨシの花の顕微鏡写真も撮っていたので、「日本イネ科植物図譜」の検索表を用いてまとめてみました。これももうすぐ出します。


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