奈良散策 第1257弾
5月8日に大和郡山市小林町で植物調べをした結果の続きです。
マンネングサの仲間です。「帰化&外来植物950種」で見たのですが、どうも該当するものが見当たりません。おそらく栽培種ではないかと思います。
ノビルがこんなにまとまって生えていました。
これもマンネングサの仲間です。外観からメキシコマンネングサかなと思ったのですが、「帰化&外来植物950種」を見ると、葉が互生で、葉の基部に柄がないので、メノマンネングサの方だと思われます。
これはマルバハッカ。
歩いていたら、神社がありました。杵築(きづき)神社です。大和郡山市が出している「郡山の歴史と文化」という冊子には載っていました。祭神は江戸時代には牛頭天王だったのですが、明治の神仏分離以降は素戔嗚尊になったようです。
鳥居をくぐると新福寺というお寺の本堂がありました。
奥には弘法大師修行像があり、手前にはお地蔵様が祀られています。
いったい神社の本殿はどこなのかと思って見渡すと、その右側にありました。
この境内には見たことのない植物が一面生えていました。帰ってから調べてみると、「日本帰化植物写真図鑑」には載っていました。キヌゲチチコグサです。南米原産の帰化植物で、1992年に堺市で見出されたそうです。他の場所では見たことがありません。なぜここだけ一面に生えているのか不思議です。
これはムラサキサギゴケ。
これは栽培種のセイヨウジュウニヒトエが逸出したものと思われます。
これはスカシタゴボウ。
イネの苗床を作ってあるのですが、端に花が供えられていました。
葉の切れ込みが深いのでヒメチドメのようです。これで5月8日分はすべて終わりました。
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