池田晶子の『人生は愉快だ』という本を読みました。難しいというイメージのある「哲学」を分かりやすい言葉に変換して紹介するのが得意な人だとお見受けしました。47歳という若さで亡くなってますね。この本は没後に出たものみたいです。だからかどうかは分かりませんが、古今東西の哲学者、宗教家などの死に関する言葉を中心に構成されております。面白かったです。易しい言葉で書かれてありますが、決して優しくはないです。あちらこちらを行ったり来たりしながら死についての考察がぐるぐる回り、さながら思考の無限地獄、いやこの著者にとっては無限極楽を駆け巡っております。あっけらかんとした潔さが気持ちいいです。人生相談コーナーなどで垣間見えるこの人自身の考えには多少共感し難い部分もありますが。
この本を読んで、なんとなく自分の中に持っていた漠然とした考えにぴったりの言葉が見つかったりもしました。「今がすなわち永遠である」とか「言葉はすべて嘘である」とか。正確ではないけどそんな感じのことなどです。なんかすっと胸に入ってくる気がして嬉しかったです。
個人的に僕は一休宗純が好きなので、その件は興味をそそられました。
「生きば生きん死なば死なんと思えただ その行き先は有無にまかせて」
「無始無終、我が一心、不成仏の性、本来の心。本来成仏、仏の妄語、衆生本来、迷道の心。」
悟ったことを軽々と捨て、迷い続ける道を選んだ一休宗純はまさに唯一無二の破戒坊主であります。
この本を読んで、なんとなく自分の中に持っていた漠然とした考えにぴったりの言葉が見つかったりもしました。「今がすなわち永遠である」とか「言葉はすべて嘘である」とか。正確ではないけどそんな感じのことなどです。なんかすっと胸に入ってくる気がして嬉しかったです。
個人的に僕は一休宗純が好きなので、その件は興味をそそられました。
「生きば生きん死なば死なんと思えただ その行き先は有無にまかせて」
「無始無終、我が一心、不成仏の性、本来の心。本来成仏、仏の妄語、衆生本来、迷道の心。」
悟ったことを軽々と捨て、迷い続ける道を選んだ一休宗純はまさに唯一無二の破戒坊主であります。