雑誌に掲載されたことのあるインタヴューを中心に単行本にした本です。誠実でやさしいまなざしを持つ星野道夫の雰囲気がにじみ出ているとてもいいインタヴューなのですが、実は内容は深く衝撃的でさえあります。
個の死が、淡々として、大げさではないということ。
自然の中でつながっていく生命の軽さ。星野道夫の周りにはそんな静かで淡々とした死が沢山存在していたようです。そして星野自身も全くもって自然に、軽やかに行ってしまった。死が大げさなものとしてあるこの社会において、そういう感覚を持てるということは、まさに衝撃的なことでしょう。僕も、死ぬときは静かに淡々と死んでいきたい。できれば自然のサイクルの中で。
個の死が、淡々として、大げさではないということ。
自然の中でつながっていく生命の軽さ。星野道夫の周りにはそんな静かで淡々とした死が沢山存在していたようです。そして星野自身も全くもって自然に、軽やかに行ってしまった。死が大げさなものとしてあるこの社会において、そういう感覚を持てるということは、まさに衝撃的なことでしょう。僕も、死ぬときは静かに淡々と死んでいきたい。できれば自然のサイクルの中で。
不思議に思うことがある。
なぜこんなにも。
僕とあなたの体温が。
一致するんだろう。
僕が想っている時は。
あなたが想っている時で。
僕が見上げている時は。
あなたが見上げている時だ。
なぜこんなにも。
同じ温度なんだろう。
と思っていたけれど。
不思議でもなんでもないと。
そうか分かってしまったよ。
それは僕の気のせいで。
自己完結の思考なんだ。
気付いてしまったけれど。
気付かないつもりでいたい。
僕らはふたりであって。
人はひとりということに。
なぜこんなにも。
僕とあなたの体温が。
一致するんだろう。
僕が想っている時は。
あなたが想っている時で。
僕が見上げている時は。
あなたが見上げている時だ。
なぜこんなにも。
同じ温度なんだろう。
と思っていたけれど。
不思議でもなんでもないと。
そうか分かってしまったよ。
それは僕の気のせいで。
自己完結の思考なんだ。
気付いてしまったけれど。
気付かないつもりでいたい。
僕らはふたりであって。
人はひとりということに。