谷川俊太郎自身の詩集ではなく、選者が編纂した谷川俊太郎の詩集。なんとなく、暗さやひねくれた部分を少なく感じるのはそのためかな。ひとつひとつの詩のつよさの重要性は言うまでもなく、詩集全体の編集によっても感じるところは変わるんだなぁと思った一冊です。
「木を木と呼ばないと
私は木すら書けない
木を木と呼んでしまうと
私は木しか書けない」
「木を木と呼ばないと
私は木すら書けない
木を木と呼んでしまうと
私は木しか書けない」
否も応もなく。
その時は来る。
たった50億年ほど前から。
それは決まりきっている。
前向きな感情も。
後向きな感情も。
なかったことにするわけはなく。
積み重ねてきたのだけれど。
いまだ大気圏すら越えることはないほどに。
なにもかも。
ちっぽけな出来事なのでしょう。
その時は来る。
たった50億年ほど前から。
それは決まりきっている。
前向きな感情も。
後向きな感情も。
なかったことにするわけはなく。
積み重ねてきたのだけれど。
いまだ大気圏すら越えることはないほどに。
なにもかも。
ちっぽけな出来事なのでしょう。