木の実や流木や木の枝やすてかぼちゃなど自然物を使った絵画やオブジェ、立体造形。
ここには恥や外聞なんか入り込む余地もない。未来への見通しや小癪な計算なんか微塵もない。すごい。この心のありようはどうも真似できそうにない。
ダイナミックなインスタレーション作品もすげえと思うけれど、小さめの作品も凝縮された感じがして好きだな。『ほんとうは何も欲しくないとぼくは叫んだ』。
言葉は表面のもので。
見える部分を唯なぞるだけ。
僕らが見る大抵のものは。
言葉で成り立っているものだから。
僕たちは皮が大事な生き物さ。
皮がなければ気味悪がって。
見ないように気をつけるのさ。
皮が立派な生き物は。
中身が大抵空っぽさ。