東京タワーやら亀有公園やら東京の割合有名なところに行って写真とってます。あたたかい愛があるなんでもない写真が、最近のお気に入りらしいな。
佐渡島に行きました。
うどうさんに会いに行きました。
研修所と寝床は廃校の教室でした。
一日の練習を終えた後も教室からは。
音楽の鳴り止むときはありませんでした。
さながら建物全部がうたっているようでした。
鬼太鼓を見せてくれました。
その踊りには宇宙がありました。
捻る首筋に。
身体を沈めた足首に。
太鼓に擦り付けるその腕に。
輝く星がありました。
仮面は必要ないくらい。
鬼の姿が見えました。
滑稽で愚かしくて純粋で残酷でやさしくて容赦のない。
確かにそれは鬼でした。
帰る時うたをうたってくれました。
本当の芸能の担い手たち。
一人一人が唯一無二で。
最初で最後の芸能です。
顔や手や肩や背中や足や指や。
身体の中に身体の外に。
皆が皆違う宇宙を持っています。
外に出て見上げてみれば。
天の川。
名前も知らない君が。
名前も知らない何処かの街で。
宇宙をぱん!と出現させる。
そのことを思うだけで。
僕はわくわく嬉しいのです。