渡辺さん家

スイーツ大好き渡辺さんの時々日記

セラリーナ工房

2017-12-02 17:18:38 | 音楽

岐阜県多治見市滝呂町にある「セラリーナ工房」

多治見市は陶器の街。かつて滝呂町にはたくさんの窯があり、煙突が建っていました

セラリーナ工房の煙突が滝呂町に残る最後の1本でした

その最後の1本が撤去されてしまった頃(;´∀`)あらっ

工場の一部を改装して教室兼ショールームが完成しました

セラリーナというのはタテ型のオカリナです

地元の小学校から「子供が吹きやすいオカリナができないでしょうか」という要望を受け

試行錯誤の末、セラリーナ工房で10年前に誕生しました

タテ型なのでリコーダーのように穴が押さえやすく、息を吹き込むと高音が綺麗に響きます

調律をした本格的なもののほかに、自分で絵を描く事ができる白無地の「お絵かきセラリーナ」

マメのように小さなセラリーナ、大きな「バス管」、「ド」の穴を押さえて吹くと「ファ」の音が出る「F管」

などなど、たくさん種類があります

色やデザインもたくさんあるので選ぶのに迷って大変(;´∀`)

教室の生徒さんは試しに吹いてみて、自分との相性のいいものを選んでいるようです

さて、セラリーナの生みの親は「吉川製型」の吉川社長

コレ、何だと思います?

2つでワンセット。上下に分かれています

陶器の石こう型なんです

ここに陶器の原料を流し込んで型を取ることによって

同じ形の器がいくつでも作れて重ねる事もできるんです

この型を作るには、まずオーダー通りに型の元となるものを削り出して作る必要があります

ここで作業します

粉で真っ白になりながら精密な原型を作っていきます

それはとても高度な技術で、社長だからこそ楽器も誕生したんだなぁと思いました

焼成前の小さなセラリーナ達

なんかアレに似てるね。ほら、アレアレ。

コレ(笑)

この子達はカタカタという音を鳴らしますが

小さなセラリーナは「ピッコロ」に似た高い音で奏でる事ができます

奥にあるのがオカリナ

手前右がセラリーナ

セラリーナの教室もあって、多治見市内と名古屋栄の中日文化センターで開催

多治見市内の教室は複数あるのですが、全て場所を借りてやっていました

社長の奥様は密かに「工場の一部を教室とショールームにしたい」という夢を抱き続けていました

その夢が現実となったのが今年の夏。話が動き始めて、あっという間に教室が出来上がりました

工場を改装と簡単に言うけれど、改装前の工場の中は掘っても掘っても色んなお宝が出てくるワケですよ

こちらは石こうの粉

水を溜めておく水槽

石こうの撹拌機

このあたりは、お仕事で使うので動かしません

 

こういうものがたくさん

鉄瓶を模したデザイン

コレは何に使うんだろう?

石こう型が山と積まれています

1個1個が重いです(;´Д`)

2階がある( ゚Д゚)忍者屋敷みたい

上がってみます

どひゃー(;゚Д゚)2階も型がいっぱい

こんなに積んじゃって、床が抜けないところがすごい(;´∀`)

棚の奥の奥のほうまでぎっしり

色んなものがありすぎて

掘り起こして見ていると時間を忘れる(笑)

40年前の型とか

有名店からのオーダー品とか

お宝だらけだったんだけど、ほとんど処分したそうです

そうして完成したのがこちら

中はじゅうたん敷き。空調完備

私が練習に参加するときは、毎回重いキーボードを持参して

それを生徒さん達が運んでくれたりしたのですが

電子ピアノが搬入されました(≧▽≦)

手ぶらで練習。ありがとうございます!(^^)!

水道も、プリンターもパソコンも完備。Wi-Fi飛んでます

 

棚が搬入され、最初何も入ってなかったけれど

       

セラリーナ並びました(≧▽≦)

ショールームと工場は一部大きなガラスで仕切られているので

作業風景をショールームから見ることができます

新しい教室でレッスン

音が綺麗に響く空間に仕上がりました

セラリーナ教室は、大きなステージで演奏する事もあれば

地元の敬老会などの慰問に行く事もあります

私はそうした時に、臨時でピアノ伴奏を弾かせていただきます

ここからの眺めが好き(*´ω`*)

時々取材が入るセラリーナ工房

奥様は全国を飛び回ってイベントに参加されているので

セラリーナを知っている人は多いんだろうなぁ(*^▽^*)

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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