昨年の秋頃の話
多治見市のながせ通り商店街を女性二人で時々うろついていた
「お蕎麦屋さんかな?」
「入ってみよう」
店内に入ってカウンターに座ろうとしたら店主が
「夜は蕎麦だけのご注文はお断りしてますがよろしいですか?」
と言った
え?ちょっと言ってる意味が分からないんだけど(;´・ω・)(;´・ω・)
2人してキョトン
一瞬「蕎麦屋なのに夜は蕎麦の注文できない」
と言われたような気がして
「蕎麦以外のものもあるんですね?」
と聞いたら
「だから、蕎麦だけの注文は受けられないので、蕎麦が食べたいって言われれば作りますけど
それ以外の注文もしてくださいね。って事なんですよぉ」
あれ?ここの大将怖い人なのかなぁ?
やっちまったかなぁと思ったけど
「私たちお食事をしに来たのでそれは大丈夫です(*'▽')」
にこやかに答えてカウンターに座った
お通しとノンアルコールビール
初めて見る食べ物です(@_@)
大将、コレはなんですか?
ネットで調べると「みずの実」
お店では「みずの玉」と教えてくれました
山奥の綺麗な沢に自生する「みず」という山菜で秋になると枝の葉の根元にポコポコと実がなります
それをおひたしでいただきました
口に入れるとトロッとしているのですが
かむとシャキシャキとした食感
おはしが止まりません
そしてノンアルコールビールでなぜかほろ酔う
お出汁(だし)が最高のおでん
厚揚げふわふわ こんにゃくプリプリ
空気がひんやりしてきた秋の夜にぴったり(*´ω`*)
別の器に入れてくれた大根は染み染み
最後はおちょこに出汁(だし)を注いで飲み干します
そしてお蕎麦
しっかりした噛み心地の蕎麦に甘すぎない麺つゆ
少ない量に見えたけど満腹になりました
こちらのお店、夜は「蕎麦前(そばまえ)」というお江戸の文化を愉しんでもらう酒亭としてやっているんですって
「お昼は蕎麦だけでも召し上がっていただけますからね。よろしかったらまたご利用くださいね(*^-^*)」
最初怖いと思っていた店主。色々話すうちに表情が柔らかくなった
こんなステッカーをくださった
「日本粗挽き蕎麦連合」0007
インスタではお馴染みのステッカーらしい
岐阜県多治見市本町3-57
0572-22-2520