前回結婚式場に見学に行きまして
あのような会場は夢があるし憧れもありました
が、とにかくお金がかかる事と私がやりたい事の半分もできない事から
結婚式は地元で挙げ、名古屋市内で2次会を開催する事に決めました
地元ではお寺で結婚式が挙げられるという情報を以前からキャッチしていたので
そちらでプランニングしてくださる「ジュアン」という会社にお願いしました
式の日にちは5月19日 それまでに色々決める事があります
まずは衣装。お寺だから和装がいいなぁ(*´▽`*)
式を挙げられた方の中にはドレスを着て写真撮影をされている方もいらっしゃいました
ジュアンさんから紹介してもらったいくつかある貸衣装屋さんの中から、まずはこちらにお邪魔しました
ミッシェル・アンジュ
岐阜県可児市下恵土宮前5566-1
0574-62-9910
そして、1番に決めたのは娘が着る振袖
ええねぇ(*´ω`*)振袖かわいい。赤にするのん?ほーか。ほんならそれにするか
↑ 親バカ
私の衣装は白無垢とお色直し用の色打掛になりますが
白無垢は特にこだわりがないのでお任せにしました
選ぶのは色打掛
娘の振袖が赤なら、それ以外の色で考えようかな
黒
一目惚れでした
黒い布地に咲き乱れる花にハッとしました
家に帰って両親に「黒い着物にしようと思う」と伝えたところ
「黒?なんか芸者みたいだな」とか
「葬式じゃないんだから」とか
結婚式色打掛=赤
という固定観念を強く持っている両親には受け入れがたい色だったようで
ここから私は衣装を求めてプランナーさんを巻き込み奔走するのです(;´Д`)
しかも母の頭の中は孫の事でいっぱいになっており、結婚式の話を始めると「孫が、孫が」と孫の心配ばかりして孫の話にすり替わってしまい、なかなか今後の段取りの説明が進みませんでした
「本当に結婚するの?孫はまだ未成年なのに」とか
「挙式のお金はもう出せないからね」とか
しまいには「渡辺の姓がなくなっちゃう。お婿さんとかダメなの?」など、なんだかもう駄々っ子状態(;´Д`)
私が再婚する事で家族の環境は変わります。その環境の変化をイヤがる気持ちも分かりますが以前から「娘が高校生の間は結婚は待って欲しい」と彼にはお願いしていましたし、彼は待っていてくれました
娘は高校を卒業し、20歳になろうかというタイミングだったのでそろそろいいかなと思っていたのです
彼はちゃんと家に結婚の挨拶に来てくれたし、両家の顔合わせも済みました
ふと気づきました
「家族からおめでとうって言ってもらってない(´;ω;`)」
そりゃあ、1回目の結婚の時は私だけでなく、娘も、両親も散々振り回され、心に深いキズを追っているワケだから
結婚がそこまでめでたいとは思えなかったんだろうけど
このまま1人で老いてゆく私を置いて死ねないだろう
後日、無口な父が母と話をしてくれたようで私に言いました
「結婚は賛成も反対もしていない。苗字は渡辺にはこだわらないから好きなようにしなさい」
賛成もしていない事が気になるが、ここは掘り下げない方が良さそうなので
駒がいいほうに進んだと受け取った
さあ、衣装選びだ
ピンク かわいいけど若い子向きかな?
やっぱり黒かな
こちらの着物は生地に光沢があるので革ジャンのようなカッコよさがある
グリーン・ブルー系
うーん。顔が色に埋もれる
白
「なくもない」ベコパ風に言ってみる
十二単(じゅうにひとえふう)
コレいいなぁ(*'▽')
衣装選びは膨大な時間がかかる為、普通新郎はついて来ないらしいのですが
マメマメしく一緒に来てくれました
ちなみに着物の柄はカタログのようにファイリングしてあるので、気になる物があると出してきてくれます
こちらは新郎新婦の母親がレンタルで着る留めそで
柄はシンプルなものから派手なものまであります
「お母さまもぜひご試着を」と言われたので連れてきました
↑ お母さまは派手好き
なんだかんだ言ったけど嬉しそう
アレだなぁ。孫が結婚する時はどういう態度になるんだろうなぁ(;´・ω・)
色々心配
結局私の衣装は決まらず、お店を移動して試着
すでに暗くなってしまった時間帯なのにプランナーさんが付き添ってくださいました
アトリエ・ルーチェ
岐阜県多治見市住吉町6-24-1
0572-24-5253
曼荼羅ぽい模様(゚Д゚;)ゴージャス
やはり黒が気になる3連発
全て違う柄の着物です
青
ポップな感じ個人的にはアリ
しかし、ここでも決まらず
もう一軒来ました
わー( *´艸`)ドレスがいっぱい
素敵♡
ブライダルMIYUKI
岐阜県可児市塩914-3
0574-65-2019
まるで舞踏会の会場にいるみたい♡
柄もののドレスもいっぱい
「試着はこちらでどうぞ」
ステージのような試着室(#^.^#)
そして、イメージがつけやすいようにと髪も軽くセットしてくださいました
ここで、ポロリと泣けてきました
「私のやりたかった事。諦めてしまった事が今叶っている」
子供の頃憧れを抱いた結婚のイメージ
昔、近所のお姉さんが自宅で花嫁になって嫁いでいきました。そういう時代でした
美容師さん達が自宅に来て髪を結い、着物を着せて
自宅からタクシーに乗って結婚式場に向かうのです
タクシーは天井がパカッと開く仕様になっていて、大きなカツラでも乗り降りしやすい特別仕様車でした
近所の人たちがわらわらと花嫁を見に来て、写真を撮りお祝いの言葉を掛け
嫁入り菓子というお菓子の詰め合わせを受け取って帰っていきます
あの時見た姿に私がなっている
もうなれない。いやなるものかと絶望し諦めたものに今なっている
急にそんな気持ちがこみ上げました
ブルーもいいなぁ
裾が完全にお布団だね
黒
赤系の黒
こういうの好き
刺繍がゴージャス
という事は着物が重い
大奥みたいだね「美味でおじゃる~('∀')」
そうそう、この時人生で一番太っていました。まさかのタイミングの花嫁( ノД`)
ブルー・グリーン系
で、散々試着をさせてもらって決定したのが
一番最初の黒( ̄▽ ̄;)
指輪と同じく、インスピレーションを大事にすべきでした
どの着物を着ても「わあ(*´▽`*)コレもいいですね」ってなっちゃって決められなかったのです
結局忘れられないのはこの柄の黒色でした
両親に話すと「まぁ、自分がいいならいいんじゃないの('ω')('ω')」だって(;´Д`)
最初からそれ言って欲しいわぁ