Una bella macchina

2台のイタリアンGTの出来事。それからファミリーの面白日記も書いていきます。

Factory

2008年05月14日 00時19分45秒 | MASERATI 3200GT
 「トンネルを抜けると雪国であった・・・。」何処かで聞いたフレーズだが、そのまま言い換えれば「鉄道の陸橋を越えるとMaseratiであった。」まさにModenaはMaseratiの街だ。FerrariのMaranelloはもっと地図でいうと南のはずれの方だ・・。CiroMenottiは交通量も多く、Tridenteのランドマークは頭上高くそびえModenaの人々にとっての誇りでもあろう。ちょうど街のど真ん中に本社とFactoryがあるという感じだ。

Factoryについてはここにも書いてあるが、写真撮影は出来ないので概観とショウルームぐらいしか写真はありません。で、現在Factoryはもちろん現行モデルであるQPⅤとGranturismoとSがメイン・・。エンジンはFerrariのMaranelloから・・、ボディはTorinoからここへ集まり組み立てられる。日産で40台(・・だったと思う)が造られるという。それ以外にレストア・メカニカル関係・新車テスト・ボディ周りはそれぞれ外注先の会社であるCandini&Campanaによって施工されている。

<写真はCandiniにあったA6G/54 Frua spyder>


<写真はCampanaにあったGranTurismoS>

Factoryを訪れたのは5/2。イタリアでは5/1はメーデーで祝日、5/2(金)は平日だが翌日が土曜・日曜と休日になる関係上、飛び石になる5/2も休みにして4連休にするようだ。今回は5/2は休みを返上してマニカルディ氏が、Factory見学案内をしてくれた。もちろん工場内はラインは止まっていたのであるが、唯一動いていたモノがある。それがAlfa 8C Competizioneのチーム。数名社員がなにやら8Cを前にデスカッションしているようだ。

<写真はCampanaにあった8C>
テスト走行のためにFactoryの門を開けて、Modenaの街に甲高いエクゾーストノートを撒き散らし出て行ったのも見かけた。何処の国も新しいプロジェクトはお休み返上で働いているようである。イタリア人とて例外ではないようです。

屋上からの眺めはModenaの赤茶けた屋根が一面見渡せますが、CiroMenotti通りを隔てた向かい側の広大な敷地は、数年後にFerrariとMaseratiのMuseoが竣工するそうだ。その広大な敷地のその先に見える古い白い壁の館はEnzoの生家だそうだ。数年後が楽しみです。イタリアンエキゾチックカーの一大アミューズメントパークとなりそうである。