Una bella macchina

2台のイタリアンGTの出来事。それからファミリーの面白日記も書いていきます。

Imola torna in pista!

2008年05月18日 00時06分35秒 | MASERATI 3200GT
 この日5月3日・4日はImolaサーキットのリニューアルオープンなのだ。イベント会場は11時から。入場ゲート入口は既に入場者で混雑気味だ。このイベントの情報はもちろん在伊中のMCJ友人のMさんが入手。内容はコンサートがメインだとの情報。しかし私たちも入場ゲートを潜る直前まで詳細はよく判らず・・・。開けてビックリ!!これが良かった!!サプライズに感嘆してしまった。


ズラリ並んだヒストリックカーの数々。


あれ・・・!!やはり在りました~Maserati!!しかもMistralだ。
それに左右に並んでいるのはLanciaStoratsとB24Spyder。なんと絵になるなぁ~。Goodコンディションのようだし・・・、本場イタリアだから維持する環境には抜群のようだし・・・、羨ましいですね。


奥のテントブースでは更にビックリです。Ferrari Club ImolaやFerrariS.p.Aからもイベント協賛。


それで、Maserati・・・、150Sですね。O.S.C.Aも2台ありましたね。羨ましいです。


バイクもこんなビンテージバイクから、もちろん最近のモノまで・・・。




子供の遊ぶスペースもあります。
2日間のイベントはコンサートあり、カーショウあり、二日目はSennaとラッツェンバーガーの追悼式もプログラムされている。正にImola市をあげての大イベントだ。家族連れImola市民が続々と入場されている。しかも入場料は無料である。日本でこれだけのイベントをするならば、お金は取るでしょうね・・・。本当に羨ましい!!もう少し会場に居たかったのであるが、次の行程が詰まっているので、サーキットを早々にあとにした。


タンブレロと綿帽子

2008年05月16日 23時09分14秒 | MASERATI 3200GT
 IMOLAは小さな町だが閑静な住宅街が続いている中に、サーキットであるAutodromo Enzo e Dino Ferrariがある。通称はImolacircuitだ。日本では考えられないが、本当に住宅街にある。これでF1でも開催したら街中F1サウンドで充満して苦情になるのではと思うくらいだ。さすがF1先進国・自動車文化先進国・・・、多分そんな苦情は市役所には来ないのだろう。



忘れもしない1994年の5月1日。その14年後にしてやっと訪れたタンブレロ・・・。
昨年からサンマリノGPは無くなってしまったが、5月1日の次の次の日である5月3日(何故5月3日なのかは次のレポートで)にSennaのモニュメントへ・・・。サーキットの真ん中は公園になっている。緑の木陰が続く遊歩道を4~500m歩くと木々の間から改修されてシケインに変わったタンブレロが見えてきた。


訪れる人が絶えないのであろう、献花されたばかりの色とりどりの花・花・花・・・。
ForeverSennaの文字を見ると胸に熱いものがこみ上げる・・・。




母国ブラジル国旗に包まれたSennaは今も愛されているのだろう。

この季節・・・、初夏の日差し溢れるIMOLAは、白い綿帽子が空を乱舞・・・、悲しいSennaとはあまりにも対照的だった。

Panini Museo

2008年05月16日 00時00分29秒 | MASERATI 3200GT
 さて、MaseratiFactoryを見学する場合、一緒に必ずセットで訪問するところは言わずとしれたPaniniMuseoだ。私たちは5月2日に訪れたのだが、クルマがすれ違うことが困難なほど狭い農道の突き当たりにMuseoはあった。門を潜るとそこは広大な敷地に納屋を改造したであろう吹き抜けの2階建てのMuseoや、農耕器具が置いてある倉庫もある。その横には年代モノのトラクターや耕運機がズラリと並べられ、さすがModenaは農村地帯だと垣間見る。


しかし、ご覧のとおりMuseo内部は極上のMaseratiが整然と並ぶのは圧巻である。まず、これはご存知A6GCS/53 Berlinetta by Pinin Farinaだ。現代のNewモデルGranTurismoは、コイツが居なかったら生まれなかったのだから・・・。


これはChubasco。このクルマご存知の方は相当のTridenteフリークです。かつて20年近く前にデビューしたV8のShamalに続き、アレッサンドロが放ったV8ミッドシップスポーツのプロトタイプだ。結局この世に生を授かることはなかったが、マルチェロ・ガンディーニお得意のリアホイルアーチの斜めカットは、このクルマにも健在だ。確かこのChubasco発表時にアレッサンドロは黒のコートに黄色いスカーフを巻いて颯爽と登場。ルーフがスライドしてオープンするのを自慢していた写真が雑誌に掲載されていた。 実は、私も実物のChubascoを目の前にして、アレッサンドロと同じ如くルーフをスライドさせたい衝動に駆られました。しかしさすが貴重なモデル・・・、触るのも躊躇してしまいました・・・。


次は、Merak。見た目はただのMerakだが、中身はBiturbo!!
そうです、コイツはBiturboシリーズの祖先なのです。


最後に、ここの敷地内は酪農チーズ工場。倉庫には保管したチーズがイッパイ。
チーズをカットする年代モノのマシンが、何十年と使われているよう・・・、そんなところにもマシンに対する拘りが感じられます。
もちろん私もチーズのお土産は買いました。


SanMarino共和国

2008年05月15日 00時43分46秒 | MASERATI 3200GT
 今回の海外旅行はイタリアだけではなく、もうひとつの国を訪れた。それがSanMarino共和国だ。クルマに関連することといえば、この国は例のMilleMigliaの通過地点でも知られている。5/1にRimini近郊のagriturismoに宿泊予定だったので、折角だからその足で寄ってみることにした。遠くから眺めると正に断崖絶壁の要塞って感じです。ティターノ山って言う山で、麓からケーブルカーもあるようだ。私たちはクルマで急なヘアピンカーブを何箇所か登り、とりあえず要塞の入り口付近まで行ってみた。実はくだらんことを勘繰った・・・、国境とかあってパスポートでも掲示を求められるのかなと思ったりしていたが、やはり無かった・・・。(当たり前か?)

で、標高は結構高く、山頂付近は涼しかった。頂上からのパノラマは素晴らしく遠くにアドリア海も微かに見える。



やはりここも観光地で、CafeやRistoranteが並ぶ。写真は共和国宮殿。


Factory

2008年05月14日 00時19分45秒 | MASERATI 3200GT
 「トンネルを抜けると雪国であった・・・。」何処かで聞いたフレーズだが、そのまま言い換えれば「鉄道の陸橋を越えるとMaseratiであった。」まさにModenaはMaseratiの街だ。FerrariのMaranelloはもっと地図でいうと南のはずれの方だ・・。CiroMenottiは交通量も多く、Tridenteのランドマークは頭上高くそびえModenaの人々にとっての誇りでもあろう。ちょうど街のど真ん中に本社とFactoryがあるという感じだ。

Factoryについてはここにも書いてあるが、写真撮影は出来ないので概観とショウルームぐらいしか写真はありません。で、現在Factoryはもちろん現行モデルであるQPⅤとGranturismoとSがメイン・・。エンジンはFerrariのMaranelloから・・、ボディはTorinoからここへ集まり組み立てられる。日産で40台(・・だったと思う)が造られるという。それ以外にレストア・メカニカル関係・新車テスト・ボディ周りはそれぞれ外注先の会社であるCandini&Campanaによって施工されている。

<写真はCandiniにあったA6G/54 Frua spyder>


<写真はCampanaにあったGranTurismoS>

Factoryを訪れたのは5/2。イタリアでは5/1はメーデーで祝日、5/2(金)は平日だが翌日が土曜・日曜と休日になる関係上、飛び石になる5/2も休みにして4連休にするようだ。今回は5/2は休みを返上してマニカルディ氏が、Factory見学案内をしてくれた。もちろん工場内はラインは止まっていたのであるが、唯一動いていたモノがある。それがAlfa 8C Competizioneのチーム。数名社員がなにやら8Cを前にデスカッションしているようだ。

<写真はCampanaにあった8C>
テスト走行のためにFactoryの門を開けて、Modenaの街に甲高いエクゾーストノートを撒き散らし出て行ったのも見かけた。何処の国も新しいプロジェクトはお休み返上で働いているようである。イタリア人とて例外ではないようです。

屋上からの眺めはModenaの赤茶けた屋根が一面見渡せますが、CiroMenotti通りを隔てた向かい側の広大な敷地は、数年後にFerrariとMaseratiのMuseoが竣工するそうだ。その広大な敷地のその先に見える古い白い壁の館はEnzoの生家だそうだ。数年後が楽しみです。イタリアンエキゾチックカーの一大アミューズメントパークとなりそうである。


ポー川流域の緑の平原を行く(4)

2008年05月12日 22時18分07秒 | MASERATI 3200GT
 で・・・、このお方のご自宅までお伺いできました。
早速ガレージのシャッターを開けてもらうと、ご覧のとおり・・・IndyとMerakが堂々と佇む。ここで完全にノックアウト!!
どうですかこの布陣・・・完璧です。
 
だが、彼はこれだけではなく、かつてはGhibliOpenCupを3台乗り継ぎ、ワンメイクレース用のBarchettaも所有されていた程の完全無欠のTridenteフリークであったのだ。

しかも、その横にはMaserati製のバイクまである・・・。


しかし、ここで驚いてはいけません・・・、驚愕はこれからです。
で、彼の書斎に案内され、またも驚天動地
書棚に置かれた数々のTridenteグッズ・・・。いまだ見たこともないものばかり。プラグに時計にミニカーに書籍にありとあらゆるマセグッズが・・・。タンスの引き出しから本物の設計図面まで出てくるとは・・・・。


更に更に



数々のGrandPrixトロフィーが飾ってあるが、よくよく見るとルィ・・ルィ・・ルィ・・・・・ルィ  ん??

なんとかつて50年代のF1やF2GPで活躍したイタリア人レーシーングドライバーLuigi Villoresiと書いてある・・・・・・。
この瞬間に私は昇天召されました。

御殿場 vs 蓼科

2008年05月11日 22時18分37秒 | ALFA GT
 久々のAlfaGTネタでございます。

今日はFSWで開催されるFerrariフェスティバルと蓼科で開催されるAlfaRomeoDayが重なっている。昨日から降り続いている生憎の雨で、両方ともコンディションは良くないようだ。で、私は初めてAlfaRomeoDayに参加した。蓼科は積雪があるほど肌寒く、ご一緒していただいたquattroporciniさんも積雪で、大変だったようですが現地で待ち合わせできた。集合場所の公園はグランドコンディションが最悪で、クルマが並べられない状況。

快晴だったらとても盛り上りそうなイベントなのであるが残念だ。しかたなく参加車両は一部のクルマを芝生に駐車。

しかし参加車両は100台以上ありそう・・・。若い人から60代ぐらいのオーナーまで様々、AlfaRomeoの裾野の広さが伺えた。結局偶然あったMCJのKAさん(SZの)とquattroporciniさんと私の3人で臨時MCJ定例会になって、3人とも自分のトレミッレ・デュエチェントGTの話で盛り上ってしまった。

ポー川流域の緑の平原を行く(3)

2008年05月11日 22時03分26秒 | MASERATI 3200GT
 で、そのお宝のはこんなのでした。







ね・・・、凄いでしょ!
上の2枚の写真はMotoVillaというイタリアのモトクロスバイクだ。
下の2枚の写真はLamborghiniのF1エンジン。そしてBiturboエンジンV6DOHCだ。しかも2基づつあるのだ。。。しかもBiturboエンジンの1台は未使用品だ。
こんなのが納屋や倉庫に置いてあるのだから凄すぎる。それ以外にもGhbliOpenCupの様々なパーツや、他のMaseratiのパーツも・・・。その中から君にあげるよって言われてもらったのがな・な・なんと・・・、3200GTの例の時計の文字盤やベゼルが箱からゴッソリと出てきた・・・。どうやらここら当たりに製造工房があるらしいのだ。続きはまだまだありますよ!

ポー川流域の緑の平原を行く(2)

2008年05月10日 11時32分02秒 | MASERATI 3200GT
 両側がブドウ畑の砂利道を進んでいくと・・・。

 こんな納屋が。これはこのあたりのMANTOVA・MODENA近郊あたりには何処でも在りそうな建物ですが。

 古い自転車・・、農耕器具も雑然と置かれています、ところが、仰天!!!!出てくる~。出る出るお宝の山々。発掘した気分です。

そして、黄色の物体は・・・。

まだあります。次に続く。

ポー川流域の緑の平原を行く

2008年05月09日 21時55分52秒 | MASERATI 3200GT
 憧れの目的はMODENAに点在する。今回のViaggioはMCJの友人であるmarqueさんが全てプロデュース。日本から同行しているshinraさんと共に3人を中心としたPassioneツアーだ。旅行日程の順に書くのはそれはそれで良いのだろうが、いろいろな角度からクルマをメインに旅日記を書いてみたいと思い、日程順に囚われることなく徒然なるままに書こう。

して、まずは日本で言えば新潟平野だ・・。MODENA・MANTOVA・BOLOGNAあたりはポー川流域の穀倉地帯と牧草地帯が広がる緑の平原だ。道路は片側一車線の一般道だが100kmは軽く出せる、遅いクルマは対向車線にはみ出て追い越すのが常識。交通量がそれ程多くないので怖くない。緑の草原に点在するのはクリーム色や赤茶けたレンガ造りの農家は緑の草原とのカラーコントラストが見事で絵になる風景画続く。朝方は白い霧に覆われているが陽が昇るに連れて、草原の緑が映えるのだ。

 点在する農家は豪華なお屋敷もあり、見るからに裕福そうな農家も見受けられる。するってぇっと・・・こんな家にきっとMODENA産のスーパーカーが在るのだろうか・・?想像は益々脹らむばかり・・・。デヘヘ