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岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

八幡宮秋祭り

2009-09-16 15:28:24 | 日記
秋祭りもいよいよ最終日ですよ! いつもどおりみたけのかべにへばりつきに行きましたが、今朝までの雨でホールドが濡れて仲間は、ボルダーに場所を移すことなりました。 こちらは、午後にクライミングをすることにして鞍掛山に登りました。雫石盆地は、雲海の下にあり快晴の岩手山がきれいに見られました。 こりずにすいかを300円で買いました。
家いったん戻ると山車がきていました。そこで写メを一枚撮りました 午後から急なにわか雨にあい結局クライミングは中止になりボルダーになりました。
季節はずれ?のすいかはやや薄味でした。

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牡丹酒

2009-09-16 15:09:16 | 日記
作家山本 一力の牡丹酒を読みました。内容は江戸時代の広目屋(広告宣伝)の活躍を題材に書かれてありました。
今では言うなら広告代理店のコピーライターをかねた営業マンかな?ひょんな事から土佐の酒を江戸に送る様子は、今ではあたりまえな事です。
 土地の名産を探しだし流通にのせ、それを宣伝販売につなげる。ご当地グルメの元祖のようなものです。後ろ楯に支えられ旅籠を使う旅は豪勢そのもので、さしずめ現代の温泉旅行の風情もあります。
 その半面現代じゃあり得ない隣りの県に行くのにいちいち関所越えする苦労は、想像できません。流通は海運の航路が発達し大阪を経由し廻船で江戸まで運びます。
 酒の広めには絵の書かれた行灯を大々的に使いイベントを盛り上げ会場(相撲場所)での試飲など今とかわる事のない宣伝が繰り広げられます この商いには藩、酒蔵、商人それぞれの思惑があり男女三人の若者は知恵と特技をだし江戸に酒を送る算段をします。この頃から江戸には地方の特産物がこのように運ばれていたようです。
 地元の親子との情愛はせつないものがありました。それは父親が江戸に行き、行方知れずになった子供が旅人になつく場面です。邪魔も入りますが、めでたく江戸に土佐の酒が広められて終わります。
 簡単になんでも手に入る世の中です歴史なんてむずかしい事を抜きにして楽しめた作品です。
岩手歴史民俗研究会

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北加伊道

2009-09-16 15:09:05 | 日記
 佐江衆一著者北海道人 松浦武四郎を読みました。 蝦夷地に三厩から船でわたり和人の目を通し幕末期の蝦夷地を陸路を歩き見聞した物語りです。
 ジョン万次郎がアメリカから帰国した頃の時代背景は、鎖国を続ける日本と開国を迫り黒船を送るアメリカとのせめぎわいがありました。
 ジョン万次郎から武四郎は、線路を蒸気機関車が走り、入り札(選挙)で殿様(大統領)を選ぶ民主主義の話しを聞きます。
 広い世界を知りそこには、新しい時代の訪れを予感する武四郎の姿があります。
 その頃ロシアの難破船を村をあげて助ける事件がおきます。
 この事が契機になり幕府は大型船の建造の機運が高まります。やがて開国にむけた海上の守りにつながります。
 その頃、武四郎は、蝦夷地を視察その自然、生物、アイヌ文化をつぶさに観察します。そこで、アイヌの過酷な労働を強いられる姿を目の当たりにします。
 さらに、ひどい搾取が行われ、奴隷のように働かされこれが、元でアイヌが死に絶えて行く悲しい現実がありました。
 幕府の旧態以前とした姿勢をなんとか、少しでもかえアイヌの生活が改善されるよう奔走します。
 その間、数度にわたる蝦夷地の渡航をまとめた記録集を発刊します。しかし利権を持つ松前藩に命を狙われれます。
 やがて蝦夷地が幕府の直轄なり、その功績が認められ召し抱えられます。
 幕府のどう蝦夷地を統治するかに終始するうちに時代は、急速に変化して行きます。
 新政府になり蝦夷地を知りつくした功績からまたも政府に召し抱えられます。武四郎の進言から北加伊道と名付けるも正式名称北海道となります。
 それは、武四郎自身の名乗った雅号、北海道人と同じで名誉な事でもありました。
 時代は幕府から明治維新を経て新政府が変わるものもアイヌへの同化政策に愛想をつかし政府を離れて自由人になります。 その後、二度と北海道にわたる事はなかっようですが、常に心の中には、北海道、アイヌへ思いがあり生涯をかけさまざまな蝦夷の文化を書き残し生涯をとじました。
 北海道の言葉の響きが、アイヌの悲しすぎる犠牲の上にある事をあらためて思い知らせる内容でした。
岩手アイヌ研究会

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