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岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

アサヒビールの戦略スパードライ樋口廣太郎

2012-11-01 01:59:08 | 日記
アサヒビール仙台支店に勤める従弟が盛岡出張に合わせ祖父母の墓参りの合間に両親を訪れてくれました。
彼はバブル期に入社し最近亡くなられた樋口廣太郎イズムの洗礼を受けた世代になります。
日本を離れ中国進出を果たしたそのアサヒビールの尖兵で働きその後、宿敵サッポロビールのお膝元札幌支社で働いていたと聞きます。
その彼から聞かされた東北の経済状況は宮城、岩手は復興の兆しがあり青森も、新幹線の延伸の効果、あのせんべい汁などを始め独自の盛り上がりかたを示していると話していました。 福島はご存じの通り惨憺たる有り様があり工場は再開を果たしたものの売り上げは震災前にほど遠く経済は停滞が続き大きな変化はないようです。
気になったのは震災とは無関係な秋田、山形の落ち込み具合が著しく回復の兆しが見えにくいことでした。
このように実際上の販売数がそのまま経済状況を反映してしているわけです。 バブル期は国内消費も右肩上がりでアサヒビールも王者のキリンビールを抜くこともできました。 しかしその国内消費も今や頭打ちになり海外に活路を見い出す時代になっていたようです。
昨今の中国での尖閣諸島問題を発端にした騒ぎの影響からビールをはじめとした飲料品の売り上げが激減し戦略の見直しを図らなければならない事態にあるようです。
ビールも日本のスパードライから世界のスパードライへと変貌しつつあるようで井の中の蛙の俺には伺い知れない世界の話しでした。

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