南部絵経
絵解きと生まれた謎に迫る
(財)盛岡市文化振興事業団
盛岡てがみ館(非売品)
般若心経の絵心経は般若心経を紹介する本の中で何気にその絵を見てきました。
それが岩手県の北部、田山系と盛岡系がその発祥地である事を最近知りました。
現在その元になっているのは平民宰相原敬没後に行われた。七回法要記念に配布された物などになるようです。
何らかの形で盛岡から全国各地に絵心経として広がった事は興味深かったでした。
絵心経とは般若心経のそのすべてが絵文字になります。
LINEがすべて絵文字で送られてくる現代を先取りしていた(笑)
とは違って明治時代より前は識字率は地方の山間地域ではとても低かったようです。字が読めなかった。人々のために絵心経が生まれたようです。
内容は、身近な動物や農具が用いられある意味かるたのようでもあります。
般若心経の有名な一文
羯諦羯諦 ギャーテーギャーテー
🐵✋🐵
これで、ギャーテーギャーテー
猿は、ギャーと鳴く
手は、テ-
になります。
これで🐴🦌(馬と鹿のつもり)な俺はますます般若心経が好きになりました(笑)
絵心経(えしんぎょう)は、文盲(主に庶民)のために般若心経の文言を絵で表現したもの。元禄年間の田山(現在の岩手県八幡平市)で善八という男によって描かれたものが最初であるという。文化初年、盛岡で改良されたものが日本各地に広まった。盲心経(めくらしんきょう)ともいわれたが、現代では人権上好ましくない表現として使うことが憚られている。
この本は、県立図書館に所蔵され貸し出し可能になります。