nauhts の山歩き記

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茶臼山 ~ 黒沢岳 ③   - 笹ヶ峰 -

2017年05月08日 | 上信越
2017年5月8日(月)
9日間に及ぶ大型連休が終わり、少しは世間が静かになっただろうから、お出掛けモードに。
昨日・今日と、黄砂飛来予報が出ているが、明日から天気が崩れるというので、出掛けるしかない。
GW中の平日、2日に火打山へ登ったが、今日は黒沢池の方からヒュッテを確認してから登ることに。
今シーズンは、シール登攀、革靴滑降、をしていないので、その調子の確認もしなければならない。
場合によっては三田原山からの滑降、黒沢岳からの滑降で、火打山はパスして良い。

3時55分、自宅出発。先日と同じコース。途中、信濃町の道路標示で+2℃。先日より少し暖かい。
一部杉野沢地区でショートカットし、現地笹ヶ峰、5時40分、約90km。 前回より少し早かった。
道路脇の雪も少し減り、木々も若干芽吹き始め、確実に春の訪れを感じさせられる。
上の駐車場はまだ除雪されておらず、下の駐車場には先日より少なく6台しか停まっていない。
革靴を履き板は背負い、ワカンは置いてゴム製のアイゼンを装着、5時55分スタート。

先日より若干雪が減ったような気がするが、まだまだ完全に覆われており、適当に黒沢を目指す。
55分も掛かり、やっと黒沢橋。 今日は雪が融けて橋が見えており、渡って対岸から沢を登る。
ゴム製のアイゼンは、爪の部分がゴムが延びて位置ズレする。 やがて2ヶ所ゴム切れが発生。
黒沢登りの途中でアイゼンを外し、スキー板にシールとクランポンを装着して、スキー歩行に変える。
二股から黒沢岳斜面に出て、先日の左とは逆に、今日は右側から黒沢池へ登って行く。

2時間15分ほどで、目の前が開け、黒沢池の広々した空間へ出る。
朝から多少の風は吹いていたが、益々勢いが増し、時折突風で身体がふらつき、真っ直ぐ歩けない。
体温も奪われ、ウィンドブレーカーを着込むが、風が止んだ瞬間は、陽射しで暑くなる。
池から見上げる黒沢岳の東斜面も素晴らしい。三田原山からのスロープも気持ち良さそう。
30分ほど雪に埋もれた黒沢池を横断すると黒沢ヒュッテ。休館中、冬季小屋も見つからなかった。

 笹ヶ峰~黒沢橋
 黒沢橋~黒沢遡行~黒沢池~黒沢ヒュッテ

 

風が強いしどうするか迷いながら、茶臼山の斜面も綺麗だったので、こちらから火打山へ向かうことに。
登りの途中、何度も強風で身体がふらつき、春のザラメ雪なのに雪煙が舞い上がり、視界もぼやける。
この状態で火打山までは厳しいなぁと思いながら、無理はせずにこのまま下山することも考える。
取り合えず茶臼山まで登り、一応記念撮影。 下山方向で黒沢岳へ向かうか、火打山へ向かうか迷う。
少し風が収まったような気がしたので火打山へ向かうが、途中から再び強風に襲われる。

まだ2時間ぐらいは掛かるだろうし、先日登ったばかりなので、無理せずここから引き返すことに。
黒沢稜線まで戻り、ここでクランポンを外し、シールのみでの歩行に切り替える。
この時2名が登って来られ、お話しを聞くと、やはり強風で火打山を諦めてこちらへ来たということであった。
小ピークを越え黒沢岳頂上で、板からシールを外しケーブルを装着、革靴の紐を締め直し、滑降準備。
先日と同じ南面を下るか、急斜面ながら先ほど見た素晴らしい東面を下るか、ここでも迷う。

革靴でちょっと心配だったが、風当たりも少し弱い東面に挑戦。 春雪で少し緩んでいるので何とか滑降。
アッという間に黒沢池まで下る。この急斜面を革靴とショートスキーで降りられたのは少し自信になった。
まだ時間が早いし、このまま下るか、登り返してもう一度黒沢斜面を滑るか、また悩む。
今から下れば昼食を車に戻ってから摂れるので、下山することにし、黒沢川沿いに下る。
途中、大回りし過ぎて、一部雪切れ箇所へ出てしまい、一旦少し戻り川沿いに黒沢橋まで戻る。

ショートスキーと革靴、微妙な下りで、雪解けによる凸凹に難儀しながらも、11時40分ゲートまで戻る。
道路まで下り、雪解け水でスキー板を洗い、雪を落として綺麗にし、車に戻る。
駐車場には8台停まっているが、何台かの車は入れ替わっている。
道具を乾かしながら昼食準備。 今日もツナ入りインスタントラーメンで昼食。
12時35分、現地出発。 途中で眠気覚ましに10分ほど昼寝休憩。14時50分、無事帰宅。

 黒沢ヒュッテ~茶臼山~火打山リターン
 火打山リターン~黒沢岳~黒沢東面滑降~黒沢池
 黒沢池~黒沢滑降~黒沢橋~笹ヶ峰~帰宅

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

03:55 自宅出発          何時ものコース、菅平~小布施堤防~18号~杉野沢
05:40 笹ヶ峰駐車場       約 90km  途中、信濃町の道路標示 +2℃

05:55 スタート          革靴 + ゴムアイゼン
05:50 黒沢橋
07:25 シール歩行に変更
07:40 二股
08:10 黒沢池
08:40 黒沢ヒュッテ       10分ほど偵察休憩

08:50 黒沢ヒュッテスタート   強風で難儀
09:30 茶臼山
09:55 火打山を諦めリターン   強風
10:15 黒沢稜線         クランポンを外しシール歩行
10:18 小ピーク
10:30 黒沢岳           休憩 シール外しケーブル装着
10:46 黒沢岳 東面滑降下山
10:52 黒沢池
11:00 二股
11:15 黒沢橋
11:40 登山口ゲート       【約 5時間45分】

12:35 現地発           途中で10分ほど 昼寝休憩
14:50 無事帰宅         往路と同じ道を戻る

 

≪≪ 今回の反省・気付き ≫≫
・以前よりあまり気に入らなかったゴムアイゼンが、結局は使い物にならなかった。
・久しぶりの革靴歩行だったせいか、左踵に靴擦れが出来てしまった。
・黄砂飛来予報が出ている時は強風が伴うことを痛感。
・黒沢下りの途中で、ストックのスノーパットを片方落としてしまった。
・ハードブーツ歩行が意外と簡単で効果があり、革靴に拘る必要がない。

 

 

 

登山口ゲート
昨年5月13日
黒 沢 岳
一昨年5月01日
夏の黒沢池
2006年8月6日