月~火は梅雨入り前の貴重な好天気の予報、水~金は雲が多めで夕立の予報なので、見逃すのは勿体ない。
当初は南アルプス三ノ沢岳を、ロープウェイは使わずテント泊で計画したが、今の時季ではちょっと自信がない。
日が長い今なら強行日帰り出来ない距離ではないが、残雪状態がわからないので無理することは出来ない。
今季は乗鞍岳は2回滑っているので、2回目の火打山へ、どうせなら車中泊の上、翌日妙高山登山を目指す。
寝具・食料を含む車中泊セット、スキー、登山用品は常に積んであるので、飲料水のみ準備、4時30分自宅出発。
いつものコースで笹ヶ峰には6時25分着。 前回はまだ雪の下だったゲート前の駐車場も綺麗に開いている。
黒沢ルートはもう通れないので夏道を行くことになるので、革靴でスキー板を背負い、アイゼンを持参する。
6時40分スタート、数百メートル行ったところで日除けマスクを忘れたのに気が付き、一旦戻り再スタート。
最初は完全に夏道、途中から残雪が現れ半々、50分ほどで黒沢橋。 橋の上で腰を降ろして休憩、アイゼン装着。
取り掛かりには雪がないが、十二曲がりは完全に雪に覆われる。 アイゼンのお陰で喘ぎながらも直登で登り切る。
登った少し先の眺望の利くところで小休止。 再び登山道を進むが、雪の無い岩場の急登で意外と時間が掛かる。
暫くすると残雪帯に入り、後は適当に直進する。 樹林帯を抜けるところから左側の稜線上まで登り少し遠回り。
黒沢岳をトラバースして3時間15分ほど掛かり、高谷池ヒュッテ到着。 ここで補水して10分ほど休憩後出発。
高谷池上を直進し、天狗の露地へ。 一部雪解けが進む天狗の露地を左から巻いて直登コースを目指す。
先行者が1名見え夏道を行くようだが、斜めに進む。 陽射しで雪解けが進み、アイゼンの効きが悪く苦労する。
直登コースから先行者を追い、11時40分、笹ヶ峰から約5時間も掛かって、やっと火打山頂上へ到着。
思ったほど眺望は利かずちょっと霞んでおり、日本海や遠くの山々は見えない。周りの山の雪解けも進んでいる。
ゆっくり休憩。昼食を済ませ、滑降下山準備をし、12時35分、先日も滑った北斜面へドロップ。
しかしあまりにも凸凹の上、登り返しを考えて数百メートルで止め、ステップソールのまま登り返す。
再び東斜面へドロップ。気持ち良く滑れるが、一番下まで降りてしまうと登り返しがあるので、途中から斜滑。
天狗の露地上を通過して高谷池へ。 今回も黒沢岳へ向かうので、ヒュッテには降りず、トラバース気味に進む。
小ピーク下でクランポン装着、小休止。 ピークは目指さず稜線へ出る。 黒沢池でも一部で雪解けが始まっている。
稜線を進むが、黒沢岳手前で一部雪切れ。 悩んだが板を外し数メートルを藪漕ぎで通過。 その先にもう1ヶ所あり。
先週ぐらいまでだったら雪が繋がっていたかも知れないが、もうこの時季になると稜線上の通過は不可能となる。
東斜面にはまだ雪が充分残っており滑降可能だが、黒沢ルートを下山出来ないので、南面を下ることに。
頂上には雪があるが、下山方向にもう1ヶ所雪切れが見えるので、南面上まで板を持ってアイゼン無しで慎重に歩行。
南面上でスキー板装着、滑降下山へ。20分ほどで夏道の雪切れまで到着。板を外して格納しながら15分ほど休憩。
岩場の急登を下り十二曲がりへ。アイゼン装着を迷ったが、雪が腐っているので先行者の足跡を追い、真っ直ぐ下る。
黒沢橋まで降りればもう安心。夏道を下り、第二黒沢橋?(勝手に命名)で、顔と手を洗いサッパリする。
往復9時間40分ほど、16時20分、無事に笹ヶ峰駐車場へ戻る。 簡単に片づけをし下の駐車場へ移動。
トイレの手洗い水で身体を拭こうかと思ったが、水が出ない。 杉野沢の集落まで戻ることにし出発。
苗名の湯の温泉があり入るか迷いながらも数百円が勿体ないので、水道があるところを探していもり池方面を目指す。
#1 火打山
いもり池の横に妙高高原ビジッターセンターがあり、広い駐車場と水道があるので、ここを宿泊地にする。
翌30日、池の散策と朝食を済ませ、5時50分出発。 赤倉観光ホテルの先から登山道へ目指す。
一旦18号まで戻り、坂口北の交差点から関温泉を通り、かなりの遠回りして6時35分、燕温泉の駐車場へ到着。
最初は夏道を進むが、直ぐに崩落場所が何ヶ所かあり通過、その先の残雪地も何とか無事に通過したが、
登山道にはブヨが多く煩い。じっとしていると直ぐに刺される。 残雪地や崩落場所を無事に通過し、露天風呂まで戻る。
コーヒーを飲みながら車内の片付け、30分ほど休憩後、帰宅へ向けて出発。
#2 車中泊 ~ 妙高山 リタイヤ
04:30 自宅出発
06:40 スタート 忘れ物をして戻り 約3分ロス
12:35 滑降下山 一旦登り返し
16:35 笹ヶ峰 発
5/30
07:00 スタート
08:55 燕温泉 発
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外水道で何時でも使えるので良いが、トイレが屋内にあり営業時間内でないと使えないのは非常に不便。
屋外設置が望まれる。 トイレは池の反対側、200m?先のバス停近くの運動公園?を利用する。
身体を拭き上げた後、池の周りを散策。 カーテンを吊るし寝袋を用意し就寝準備を整え、夕食を済ませ就寝。
スキーでは来たことがあるが、車でホテルまで登るのは初めて。 ここから先の道路は関係者以外は通行禁止。
ここから歩くのは大変なので、過去に登ったことがある燕温泉へ向かうことにして移動。赤倉温泉から燕温泉へ抜ける道は
過去の災害で通行止めになっているのは知っており、関温泉へ抜けようと思ったが、この道もまだ冬季閉鎖中だった。
スポーツドリンクを作り、荷物を日帰り用ザックに詰め替え、帰りの温泉後の着替えを準備し、7時スタート。
温泉街を抜け、無料の露天風呂を偵察し、旧スキー場を縦断して登山道へ向かう。 ここで下山者1名と会い状況を伺う。
ルートは違うが、上の方は雪が多く、所々でクラックも発生、登るのはかなり厳しいとのこと、行ける所まで行くことに。 妙高高原ビジッターセンター~車中泊~赤倉温泉~燕温泉~妙高山登山口
やがて川に行き当たり渡渉しなければならない。 雪解けの水量が多く、渡渉場所を探してウロウロ。
1ヶ所飛び越えれば何とか渡れそうな場所があったが、帰りは越えられそうもないので、先に進むのは無理と判断。
この先は更に厳しくなるので、とても頂上までは到達できないだろうから、早めに引き返した方が賢明だろう。
1名入浴中だったが暫くすると出て行った。 熱めのお湯で数分で汗がびっしょり、何回か出入りしてゆっくり過ごす。
それでも40分ほどが限界。 じっとしているとブヨに刺されるので10分ほどで涼みながら着替えて下山へ。
駐車場でもゆっくりしているとブヨに刺されるので早々に下まで降り、18号線、信越大橋手前の休憩所で休む。
このまま帰ればお昼までには帰れるが、急ぐことはないので、途中で少し遠回り、農産物直売場さんちゃんへ寄る。
何度か寄っているが、今回もおやきと無料のコーヒーを頂きながら、暫し休憩。
帰路、松代街道の日陰で簡単な昼食とお昼寝をし、13時20分、無事に帰宅。 妙高山登山口~登山道~リタイヤ~登山道~燕温泉露天風呂~帰宅へ
(右下のボタンで全面表示のスライドショー)
06:25 笹ヶ峰 駐車場
07:33 黒沢橋 アイゼン装着 休憩7分
08:15 十二曲がり
09:30 黒沢トラバース分岐
09:55 高谷池ヒュッテ 補水 10分休憩
10:25 天狗の露地
11:20 直登取付き
11:40 火打山 頂上 【登り:約 5時間】
13:20 高谷池トラバース
13:35 黒沢岳 登り返し クランポン装着
14:10 黒沢岳 稜線 一部 雪切れあり
14:25 黒沢岳 滑降下山
14:45 雪切れ スキー板 格納
15:00 下山
15:10 十二曲がり
15:35 黒沢橋
15:50 第二黒沢橋? 顔と手を洗う 5分休憩
16:20 笹ヶ峰 無事下山 【往復:約 9時間40分】
17:00 妙高高原ビジッターセンター 着 車中泊
05:50 妙高高原ビジッターセンター 発
06:05 赤倉観光ホテル
06:35 燕温泉 駐車場
07:10 黄金の湯
07:35 渡渉出来ず リタイヤ 引き返す
07:50 黄金の湯 露天風呂 入浴
08:40 黄金の湯 下山
08:50 燕温泉 駐車場
09:40 信越大橋 休憩所 30分休憩
10:35 農産物直売場「さんちゃん」 おやきとコーヒーで約20分休憩
10:55 農産物直売場「さんちゃん」発
12:00 松代 日陰で昼食・昼寝休憩
12:40 松代 発
13:20 無事帰宅
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