長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『ヒットマンズ・ボディガード』

2017-09-14 | 映画レビュー(ひ)

あれ、これどこかで見たことあるぞ?
収監中の極悪人を有罪にすべく、証拠を持った殺し屋を裁判所まで護送するボディガード。しかし、彼らの行く手をテロリストから金に目が眩んだ警官までもが阻止せんと立ちはだかる。果たして、彼らは制限時間内にオランダはハーグの国際裁判所までたどり着くことができるのか?

う~ん、やっぱりどこかで見たことがある!

でも、それでいい。
『ヒットマンズ・ボディガード』は土曜の夜に見るにはうってつけの娯楽アクションだ。今、ハリウッドで最も口の悪い俳優ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソン叔父貴が丁々発止のやり取りを繰り広げ、行く先々で死体とガレキの山を景気良く築く(叔父貴のマザファッカも普段より当社比増量)。CG全盛の時代にスタントにこだわったアクションのガチンコっぷりも見応え十分で、終盤にはしれっと長回しをしたスゴい肉弾戦もある。さすがに90年代にジョエル・シルバーやレニー・ハーリンらが栄華を極めた火薬量は再現できなかったが、この製作規模では仕方ないだろう。

 Netflixは早々に本作を全世界配信。閑散期とはいえ、BOXオフィスで3週連続のナンバーワンヒットとなった映画がリアルタイムで自宅で見れてしまうのだから、新しい時代が来たもんである。


『ヒットマンズ・ボディガード』17・米
監督 パトリック・ヒューズ
出演 ライアン・レイノルズ、サミュエル・L・ジャクソン、ゲイリー・オールドマン

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