全チャンネル録画
27年前、秋葉原でビデオデッキを購入した時、「全チャンネル録画が出来れば良いのに」と思ったのを憶えている。
録画の構造を知らない素人からすると、ビデオは「デンパwwヘ√レvv~(゜∀゜)─wwヘ√レvv~─ !!をテープに記録している」のだと思っていた。だから、「電波の全チャンネル録画をして再生する時にチャンネルを選べば良いのに」と。
だけど、実際は電波をチューニング(画像・音声出力情報化)したものを記録しているのであって、電波そのものを記録するのではないのであった。
「じゃ、電波そのものを記録すれば良いじゃない!」と、首を傾けて胸を突き出して、への字口で主張したい所ですが、そんな技術は存在していないらしい。
光や赤外線も電波の仲間だしね。
( ゜д゜)ハッ!!赤外線でテレビを映すことも可能なんだ!赤外線で情報を送信すれば!それに対応したチューナーとアンテナがあれば!
って言うか・・・音声は単純に振動の強弱の信号と理解できるけど、画像を送るって言うはすごいことだよね。いまさらだけど・・・
本当にすごいよ!あれだけの情報量を電波で瞬時に送れるって事が納得できない。鉄の塊の飛行機が空を飛ぶよりもすごいことだよ。
ビデオフィルムは画像を連続再生させるものだから納得できるけど、電波で送るってあなた・・・
電波ってすごいけど、これは魔法に違いない。
本当は電波じゃないんじゃないか!
地球上のほぼ全人類が魔法にかかっているんだ。
悪い魔法使いや魔神で無ければ良いけれど。
話を24時間全チャンネル録画に戻す。
全チャンネル同時チューニング&録画すれば良いだけの話なのだよね。
ハイビジョンで画像データの大容量化が進んでいるが、それ以上に記録媒体の大容量化と廉価化が進んでおり、さらにはCPUの高性能化がどんどん進んでいる。そんな中、すでに多チャンネル(見たいだけの全チャンネル)録画と、その番組表管理(作成)の技術が開発されているらしい。
録画したいチャンネルの数だけチューナーが必要となり、録画媒体の必用容量もそれに伴って大きくなるのだが、テレビとビデオをチャンネル数だけそろえるよりは安く(?)済みそうだ。
エコには相反することになりそうだが、テレビ番組は録画視聴が当たり前の社会になっていきそうであり、CMは番組(作品)内に組み込んでいかなければ見られることが無くなっていくだろう。
で、う~ん・・・「見逃しなし」と「発言確認」のために24時間全チャンネル録画が欲しいけれど、番組選びのタイミング(手間)を考えると・・・3チャンネル録画くらいで充分だな。
あれ、他の人もそうだとすると・・・「録画予約が簡易な4チャンネル録画機能付きレコーダー」程度が普及することになり、「24時間全チャンネル録画」は一部の富裕層向け高額商品で、「あたりまえ」にはならないかもしれないな。
「24時間全チャンネル録画」が当たり前になるには、それこそ録電(電波を記録)ができるようにならなければならないのかもしれない。
(そんな技術が可能になったら、全ての盗聴電波から携帯電波まで残されることになり、携帯電話で話すという行為そのものがネットの書き込みと同じような結果を残すことになるかも)